第22章
「次、どうなるんだよ?」 ロバート、焦ってウロウロ。「ただ死を待つだけなんて、ありえないだろ!」
「リンハイ市に戻ろう!」 スー・ニエンリー、即決って感じ。「これが唯一のチャンスかもしれない!」
「ここで人が消えてるのに、警察だって帰っちゃうよ!」
スー・ニエンリーはロバートをチラッと見た。「マジで頭悪いって言うのは、ブタって言うのと同じくらいだね。あのウェブサイトの本部の住所はリンハイにあるんだよ。モンモンがあいつらと何かあったなら、何かあったら、そっちが真っ先に狙われるに決まってるだろ!」
「でも、モンモンの住所知らないし!」
「そこは、私が何とかするよ。」
スー・ニエンリーは誰かに電話したみたい。二人が移動してる間に、モンモンの家の住所が送られてきた。
三時間後、二人はリンハイ市に到着。
住所に従って行くと、大きな一軒家のエリアだった。ロバートは、リンハイにまだこんな場所があるのかって思った。 昔開発されたんじゃなかったっけ?
スー・ニエンリーは、ロバートの考えてることが分かったみたい。「昔、一部のデベロッパーがここの土地を欲しがったんだけど、値段が安くて、揉め事が起きて、諦めたんだって。」
「ここに住んでる人たちは、今頃後悔してるだろうね。」 ロバートは、荒れ果てた環境を見て言った。10年前は海のそばだったって言っても、過言じゃないくらいだ。
二人は路地を二つ曲がり、ついにモンモンの家を見つけた。 玄関のドアは開けっ放しだった。 二人がドアを開けると、庭はめちゃくちゃで、荒らされたみたいだった。二人は顔を見合わせた。ロバートはスー・ニエンリーを後ろに隠し、地面に落ちていた棒を拾った。
二人はメインルームに入ると、部屋の中は物がひっくり返されてた。 誰か大事なものを探してるみたいだったけど、幸い誰もいなかった。
スー・ニエンリーは部屋を見渡した。「金目のものは触ってないな。金目当てじゃないんだろう。」
「一体何を探してるんだ? 焦ってるみたいだな。」 ロバートは少し落ち込んで座った。「ここでモンモンを待つしかないかな。」
その時、部屋の向こうから物音が聞こえた。 ロバートが顔を上げると、一人の影が部屋から逃げ出しているのが見えた。
「何者だ! 止まれ!」
男は一瞬止まったようだったが、すぐに門から逃げ出した。
ロバートが追いかけようとしたが、スー・ニエンリーが彼に叫んだ。「追うな! 別の部屋に行ってみよう! 何か手がかりが見つかるかもしれない。」
別の部屋もめちゃくちゃだった。隅にあるDVDプレーヤーが点滅している。ロバートは駆け寄り、テレビをつけた。 画面には、ひどい映像が映し出された!
ロバートは思わず消し、後ろにいたスー・ニエンリーは思わず叫んだ。「これ、カイリンじゃない?」
映像は鮮明じゃなくて、隠し撮りされたもののようだ。
シンプルな環境、ベッド、狭い空間。 スマホの薄明かりを通して、女性のシルエットがぼんやりと見える。 ロバートは一目見て、それがカイリンだと分かった!
ロバートは、そんな環境をどこかで見たことがある気がした!
そうだ、あの廃墟の倉庫だ!
「消しなよ。もう事実なんだから。いつまでも見てても意味ないでしょ。」 スー・ニエンリーは冷静に言った。「まだここにいたい? 私は帰るけど。」
ロバートが一人でカイリンだって認めたなら、まだ自分や他人を騙せたかもしれない。 視線をそらしたが、何年も連絡を取っていなかったスー・ニエンリーも、はっきり見てしまった。これは動かしようのない事実だ。
ロバートはDVDを消し、CDを取り出してジャケットのポケットに突っ込んだ。「助けてくれてありがとう。」
「次、どうするの?」
「カイリンに会いに行って、話をつけないと。」