第24章 花瓶は誰?
プロジェクトAグループのメンバーは、ほとんどが卒業したてのメンシンたち。オーラ全開のヤン・ジェンを見ると、マジで目がキラキラって感じ。一目でわかるよね、彼女たちとは全然違うって。
ヤン・ジェンもキョロキョロ見回して、新しい顔ばっかりだって気づいた。今まで見てきた人たちは、だいたい全員いなくなってたし。
まさか自分が、こんなインターンたちみたいにゼロから始めることになるなんて、思ってもみなかったな。
でも、能力不足で、見た目だけが頼りの女上司にも会ったけど。
「こんにちは、ナンター出身のユイ・スイです。これから同僚になります!」
「へえ」彼女は軽く二言返事。別に熱心じゃないけど、ギスギスした感じでもなかった。
ユイ・スイはヤン・ジェンを上から下までジロジロ見て、すごく興味津々って感じ。「名前、素敵ですね。どこの学校出身なんですか?」
ユイ・スイはマジで話好きで、椅子を持ってきて彼女の隣に座った。
「普通の海外の学校」
ヤン・ジェンはすでに、机の上の顧客情報をパラパラめくり始めてた。つまり、仕事始めるよってサイン。相手も空気を読んでくれるかなって。
でも、相手は全然そんなこと気にしてないみたいで、さらに興味津々って感じだった。「具体的にどこの海外の学校? 私、すごく仲の良い友達も海外留学してて、もしかしたら同級生かも」
「ケンブリッジ」
言い終わるや否や、ユイ・スイの顔の笑顔が固まった。
ナンターは中国じゃまあまあ良い学校だけど、ケンブリッジと比べたら全然話にならないからね。
さっきは、相手に気まずい思いさせたくなくて、言いたくなかったんだけど。まさかこんなに聞かれるとは。
ユイ・スイは頭をかいた。新しい同僚ともっと仲良くなりたいから、軽い気持ちで話振っただけなのに。
まさか今の会社に、こんなハイスペックな人が入ってくるとは思わなかったみたい。
ユイ・スイも、また何か言われて気まずくなるのは嫌だから、真剣に仕事してるヤン・ジェンを見て、邪魔しないことにした。
ヤン・ジェンは他のことには全然気を配ってなかった。だって、ザオ・メイが6ヶ月前の情報を全部持ってきて、整理しろって言ってきたんだもん。
支社がこんなに赤字になるのも、ある意味当然。
お昼近くになって、ザオ・メイはマジで彼女の失態を見に来たかったんだよね。
だって、みんなの前であんなに悪口言われたんだから、ずっと根に持ってるだろうし。
今、こんなチャンスが目の前にあるんだから、絶対ざまあみろって思ってるはず!
「あなたに渡した仕事、まだ終わってないじゃない。やっぱり、ただの見かけ倒しの花瓶ね。こんな簡単な仕事も終わらせられないなんて。コネでここに入っただけなのね…」
「情報は整理して、あなたのメールボックスに送りました。確認してください」
ザオ・メイが来たときには、ヤン・ジェンはすでに仕事を終えて、自分の仕事用メールボックスに送ってた。
でも明らかに、ザオ・メイは彼女を困らせに来たかったから、全然気づいてない。「え…、嘘でしょ!」ザオ・メイはマジで嘘だと思ったみたい。こんなに大量の仕事を、午前中で全部終わらせるなんてありえないでしょ?
「みんなが見かけ倒しってわけじゃないから」彼女は軽く返事して、もうお昼ご飯に向かおうとしてた。
ザオ・メイの顔が固まった。ヤン・ジェンは、彼女のことをバカにしてるんじゃないかって疑ってる。「誰が見かけ倒しだって言ってるの?」
「別に誰の名前も出してないよ。チームリーダー、そんなに興奮しなくても」