第19章
アレクサンダーの視点
ジャンナと喧嘩した後、あいつの言葉がマジで心に刺さって、俺は逃げ出した。
お父さんは、俺がギター持ってるのを見るたびに「出来損ない」って言ってたけど、ジャンナにそう言われた時は、めちゃくちゃ傷ついた。
小さい頃、お父さんが俺のギターを全部捨ててたのを思い出した。
俺の楽譜も全部燃やしちゃって、「お前は本当にダメなやつだ」って言ってたんだ。
お母さんは、お父さんがどんなに酷いことしても、いつも味方してた。
そんなことばっかり考えてたら、猛スピードでトラックが近づいてくるのに全然気づかなかった。
避けようとする前に、もうトラックに跳ねられてた。
ドスン!って大きな音を立てて地面に倒れて、すぐに意識がなくなった。
ジャンナ・フローレスの視点
お母さんがアレクサンダーのこと教えてくれた後、俺とジャマルを病院に連れて行ってくれたんだ。
車が止まるのを待てなくて、飛び降りて病院に駆け込んだ。ジャマルとお母さんが呼んでるのも無視して。
受付まで行って、ゼーハーゼーハー息を切らしながら、「すみません、ア…アレクサンダー・マックイーンってどこですか?」って言った。
「あなたは?」
そこで気づいた。親族じゃないと入れてもらえないんだって。
「あ…あの、彼の彼女です」って、信じてくれるといいなと思って言ってみた。
「はい、今救急にいます。とても重症です」
救急への行き方を教えてくれて、俺は全力で走った。
着いたけど、中には入れなかった。窓から中が見えたんだ。
アレクサンダーは、たくさんの機械に繋がれてて、怖くて泣き出した。
「ジャンナ、なんであんなに飛び出したの?」お母さんが、ジャマルと一緒に俺のところに来て言った。
「お母さん、アレクサンダー見て!ひどい怪我だよ。全部私のせいなんだ」
「違うよ、ダーリン」
「お母さん、ちょっと彼女のせいだよ」って、ジャマルは冷たく言った。
「ジャマル、そんなこと言っちゃダメ」
「本当のことだよ、お母さん。ジャンナがあれだけ酷いことアレクサンダーに言わなきゃ、許してあげれば、こんなことにはならなかったんだ。ジャンナは、すごく大げさで自己中心的だった。そのせいで、俺の親友は死にそうなんだ」
「もういいよ、ジャマル、黙って」
「お母さん、言わせて。本当のことだよ。全部私のせいだ」
話してるうちに、救急で騒がしくなってきた。
窓から見たら、アレクサンダーが過呼吸になってて、お医者さんたちが蘇生させようとしてた。
激しく震えてて、お医者さんたちはなんとかしようとしてた。
「まあ!」お母さんが言った。
突然、アレクサンダーは落ち着いたけど、後ろのモニターがけたたましい音を立て始めた。
お医者さんは電気ショック試したけど、うまくいかない。
ついに諦めて、顔を布で覆い始めた。
「お母さん、どうなってるの?」って聞いたら、お母さんはもう泣いてた。
「ジャンナ、アレクサンダーは…」ジャマルも泣きながら言おうとしたけど、
「アレクサンダーが何なの?」
俺は突然ドアを開けて救急に入った。
「死亡時刻は午後3時24分です」って、お医者さんの声が聞こえた。
「何?何のこと?どういう意味?」俺はもう涙が止まらない。
「頑張ったんですが、損傷が大きすぎて、助けられませんでした」
地面に崩れ落ちて、大泣きした。
「やだ、そんなの嘘でしょ、お願い、冗談だって言って」
「すみません」
「イヤ!!」って叫んだ。
お母さんとジャマルが入ってきて抱きしめてくれた。二人も泣いてた。
「お母さん、お医者さんが嘘だって言って」
「言えたらいいんだけど、ダーリン、本当のことなの。アレクサンダーは死んだの」
叫び出して泣きまくった。アレクサンダーはもういない、全部私のせいだ。
続く