ルームメイト
クレメンタイン視点
部屋のドアを開けてニヤニヤしてたら、デカすぎてマジで息をのんだ! リビング、キッチン…他にも廊下が二つ。部屋じゃなくて、マジで家みたい。
内装は黒ベースで、家具は白。壁には絵が飾ってある。
「ルームメイト」 そう言ったやつを見た。俺が通れるように壁に寄りかかってるウーマン。
長い黒髪は、多分膝ぐらいまであるし、黒いリップ、黒いアイライン、黒いネイル、黒いTシャツに黒いパンツ。
悪い子って感じ。壁にめっちゃ合うチューインガムがあって、腕組んでるし。
「ルームメイト、ウェルカム! 私はリット・タルーラ・フエルテス、あなたの美しいヴァンパイアのルームメイトよ!」 めっちゃ楽しそうに言って、コウモリに変身して俺の近くを飛んで、元の姿に戻った。
今は目の前にいる。キラキラしてて鋭い牙が二本あって、飲み込みそうになった。
「うーんと…話せる? ハロー? 見えてる?」 そう聞かれて、まばたきした。
「やあ?」 なんか気まずくて、そしたら笑った。
「びっくりした? ごめんね」って言って笑った。「心配しないで、人の血は飲まないの。動物のピュアな血を飲んでるの」って言ってまた笑った。
「うーんと…名前ある? もしなかったら、私が名前つけてあげるよ」って言われて笑った。
「クレメンタイン」って言って笑った。
「会えて嬉しいよ、ティン!」って元気よく言って、俺の手を掴んだ。
「行こ! この広い部屋を案内するよ!」 ってめっちゃ楽しそうに言うから、なんか怪しくて、持ってたものを置いた。そんで、さっきリットが曲がった道に行った。
「ここが私の部屋」って言って、黒いドアを開けた。俺の部屋のテーマにマジで驚いた。魔女テーマで、テーブルの横にはブードゥー人形が置いてある。
「忘れちゃった、私、魔女のファンだから、私が魔女だって思わないでね。私は純粋なヴァンパイアだから」って笑って言った。そんで、怪しいと思いながら、俺らは行った道と反対側の廊下に向かった。
「そして、ここがあなたの部屋!」ってめっちゃ楽しそうに言って、黒いドアを開けたら、まだあんまり飾られてない黒い部屋が目に飛び込んできた。
「まだ部屋のデコレーションがないから、こんな感じだけど、デコレーションしたらきっと素敵になるよ。手伝ってあげようか?」 って聞かれて、首を振って笑った。
「ヒヒ、恥ずかしい」って言った。
「オーケー。手伝うよ」って言う。もうどうしようもないみたい。
部屋を案内してくれて、俺らのコンフォートルームにプールがあるって気づいた。なるほど、この学校マジですごいな。設備も完璧だし。
あとさー、すごいことあるんだよ? 部屋に映画スクリーンの大きさのデカいテレビがあるんだよね。
「ティン、手伝ってあげるから、後で食堂にご飯食べに行こう」って言って、俺のバッグを疑った。
「ここにどれくらいいるの?」 って聞いた。
「昨日来たばっかり、ハハハ。あっちマジ静かだったんだよね」って言って、俺の部屋の方を指さした。「でも、マジで勉強してるんだよ。部屋を移動しただけで。前の部屋がなくなって、ヴォーンたち の部屋になるから。四半期みたいな感じで」って話してくれた。
「ヴォーン?」 って聞いた。
「ヒヒ、すぐにヴォーンたちに会えるよ。後で食堂で話すね、たぶん会えるから」って言うから、頷いた。
リットと俺は、地震を感じて止まった。
地震? すぐに終わって、またハイパーになるリット。
「地震? 天気悪い?」 って聞く。
「ハハハ、自然がやったんじゃないよ、ヴォーンの末っ子がやったんだよ」って言って、俺は眉をひそめた。
「は?」
「そう、フィン・フリン・ヴォーンがやったの。慣れていかなきゃ。それだけ」って言われて、ますますヴォーンに興味がわいた。