チャプター2 レオン?イー・フェイ?ジョー・リスン
オバケ屋敷で
「フィリー。」 イー・フェイがフィリーが廊下を歩いているのを見て、叫んだ。
「イー・フェイ!?」 フィリーはイー・フェイを見て超ムカついた。だって、あいつアオイと同じくらいブラッドムーンのことイジメたがるんだもん。っていうか、なんでここにいんの!ありえないでしょ?
「フィリー、そんな顔しないでよー」 イー・フェイはフィリーの腕を掴んで、フィリーの体にスリスリした。
「イー・フェイ、やめろ!」 フィリーはすぐにイー・フェイを突き放した。ブラッドムーンに見られたくなかったんだ!
「アンタだって、あのビッチに見られたくないんでしょ!」
「パーン!」
「なんで殴るのよ!」 イー・フェイは顔を真っ赤にして怒鳴った。なんで私が殴られなきゃいけないのよ!私がよ!
「お前はわかってるだろ!」 フィリーは振り返り、ブラッドムーンの部屋に向かった。ブラッドムーンはフィリーが自分の部屋に来るのを見て、すぐに部屋に駆け戻ってベッドに寝転んだ。実際、全部の動き、ブラッドムーンは全部見てた。しょうがないよね。だってブラッドムーン、他のバンパイアより耳がいいんだもん。
「コンコン。」
「入って…」
「ブラッドムーン、気分どう?」 フィリーはベッドに横たわる美しくて可愛いブラッドムーンを見て言った。あの長い金髪が、すごく眩しい。
「うん、だいぶ良くなった!」 ブラッドムーンは起き上がって言った。実際、たいしたことないんだよね、ちょっと擦り傷しただけだし。
「よかった…あと数日でベッドから出られるよ。」 フィリーは血でいっぱいのゴブレットを持ってきて、ブラッドムーンの前に置いた。「飲めよ。」
「ありがとう、お兄ちゃん!」 ブラッドムーンはゴクッと飲み干した。「お兄ちゃん、さっきイー・フェイに会ったでしょ。」 これは質問じゃなくて断定の言葉。それに、ブラッドムーンは嘘をつくのが得意じゃないし、嘘ついたらフィリーに見抜かれちゃうからね。もちろん、状況によるけど。
「見たの?」 フィリーは別の場所に目をやりながら言った。あいつなら見ただろうな。
「うーん。」 ブラッドムーンはうなずいた。
「やっぱり、お前の勘は他のバンパイアよりずっといいんだな。」 フィリーは苦笑した。
「お兄ちゃんとイー・フェイのこと、誤解したりしないから。」 フィリーの苦笑を見て、ブラッドムーンはなんでこんなこと言いたくなったんだろ!って思った。
「誤解しないのはわかってるけどさ…ブラッドムーン、そんなに優しくしなくてもいいんだぞ?イー・フェイは前にお前に酷いことしたのに、なんでまだあいつのこと良いお姉ちゃん扱いしてんだよ!」 フィリーは怒った。ブラッドムーンってマジでバカだよな、イー・フェイにイジメられても全然怒んないんだもん。
「あれは、指導って意味でしょ、ま、もう過去のことだし…」 ブラッドムーンは気にしない。
「指導ってだけじゃなくて、あいつはいつもお前を速攻でしょ!」 フィリーはマジギレ寸前!
「お兄ちゃん、彼女のこと、もうやめようよ?」 ブラッドムーンはフィリーが怒るのを見たくない。
「フー…わかったよ!」 フィリーは怒りを抑えた。
「ね、お兄ちゃん…私、中国に行きたいんだけど…ダメ?」 ブラッドムーンは中国で遊びたいんだよね…
「ダメに決まってるだろ!中国にはバンパイアハンターがいっぱいいるんだぞ!」 ブラッドムーンが中国に行きたいって聞いて、フィリーはマジでビビった。
「でも、ずっとイングランドにいるのも飽きちゃった!」 ブラッドムーンは甘えた声で言った。
「ブラッドムーン、甘えるのやめろ!」 フィリーは惑わされないように我慢した。
「ウーウー…」 ブラッドムーンは泣き真似をした。
「やめろ、演技!」 また泣いたら、フィリーが食べちゃうぞ!
「フン!ワン様のところに行く!」 ちょっと思わず、ブラッドムーンは足に力が入るのを忘れて、フィリーの前にまっすぐ歩いて行った。
「ブラッドムーン!足、治ったのかよ!?」 フィリーは叫んだ。
「あ?!あはは…」 ブラッドムーンは誤魔化すように笑って、笑い終わったらすぐに逃げ出した。
「別に食べないよ、なんでそんなに早く走るんだよ!」 フィリーは後ろを歩きながら、独り言を言った。
書斎
「ワン様ー」 ブラッドムーンは声が先に到着。
そしてドアを開けた。
「ブラッドムーン、何しに来たんだ?」 ワンはブラッドムーンが走ってくるのを見て、ソファに座らせて言った。
「あの…私、病人じゃないもん!ワン様…中国に行きたいの…」 ブラッドムーンは甘えた声で言った。
「ありえない!」 ワンはきっぱりと言った。
「えー、えー…なんでそんなにきっぱりなの!」 ブラッドムーンはワンを睨んで言った。
「中国で何がしたいんだ?」 ワンはブラッドムーンを見て怒って、すぐに言った。
「遊ぶ!」 ブラッドムーンは困ったことがあるんだ。怒ると、一言しか言わなくなるんだよね。
「他にないのか?」 ワンは呆れて…
「ない。」 ブラッドムーンはまた一言で答えた。
「じゃあ、行かせない!」 ワンは強く言った。
「なんで?」 ブラッドムーンは頭いいから!「なんで」は三文字なのに、まだ怒ってるってことをアピールするために、一文字で言ったんだよね。
「お前は…」 ワンは言葉に詰まった…
「私?」 ブラッドムーンはわかってて聞いた。
「とにかく!お前は中国に行っちゃダメなんだ!」 ワンはそう言うと、ブラッドムーンを無理やり書斎から追い出して、ドアを閉めて鍵をかけた。
「ケチワン!信じないなら、封印してやるわよ!」 ブラッドムーンは叫んだ。
「信じない!」 ワンは書斎の中で答えた。
「ね、ブラッドムーン…中国って何がそんなに面白いんだ?イギリスにはあんなに楽しいものがあるのに…」 フィリーが来て言った。
「イギリスなんて全部遊んだもん、何が良いのよ!」 ブラッドムーンはフィリーを連れてホールへ行った。
「中国の何が良いんだ?」 フィリーはこんな風に引っ張られるがままだった。
「考えてみてよ、中国にはそんなに遊ぶものはないけど、美味しい食べ物がいっぱいあるの!」 ブラッドムーンは食べ物のことを考えるとヨダレが出ちゃうんだよね。バンパイアは血を吸えばお腹いっぱいになるわけじゃないんだよ。純血のバンパイアなら、人間の食べ物も食べられるんだ。でも、純血のバンパイアはほんの少ししかいないんだよね、ワン様とフィリーとイー・フェイとブラッドムーンと、イギリスに死んだウパニだけ。
「お前はただ食べたいだけだろ!」 フィリーはブラッドムーンの頭を優しく叩いて、小声で言った。
「へへ…」 ブラッドムーンは笑った。ブラッドムーンは突然イー・フェイの気配を感じた… ブラッドムーンはすぐにフィリーを連れて城の地下室に向かった。ブラッドムーンは特別な機能を使った…一瞬にして、城の地下室にワープした。
「ブラッドムーン?なんで急にここに?」 フィリーは意味がわからず、ブラッドムーンが突然彼をこの秘密基地に連れてきたことに驚いた。
「さっきのイー・フェイ…ゴーストチェンジしちゃった。」 ゴーストチェンジって、ブラッドムーンが最後に変化したときは、ブラッドムーンだけ翼と尻尾が生えたんだよね。他のバンパイアのゴーストは歯と爪だけで、血を求める能力がある。
「マジかよ!なんで変化したんだ?」 フィリーは言った。
「なんか私といるのが嫌みたい!でも、あいつは前によく私といたのに?!その時はゴーストチェンジしなかったのに!」 ブラッドムーンはちょっと理解不能って感じ。
「たぶん、俺がお前のために地下室に駆けつけたのを知ったんだろ。」 フィリーは言った。
「なるほど、だから彼女がゴーストチェンジした理由がわかるわね。」 ブラッドムーンは言った。
「そうだね、まあいいや…彼女の能力が落ち着いたら話そう。」 フィリーはちょっと恥ずかしい…
「ね、でも…お兄ちゃん、本当に中国に行っちゃダメなの?」 ブラッドムーンはまた中国のことを考えた。
「あー…忘れられないのか!マジで行っちゃダメだ。もし中国の食べ物が食べたいだけなら、ワン様に頼んで、中国から持ってきてもらうようにできるよ。」 フィリーはブラッドムーンを抱きしめた。
「わかった、行かないならー」 ブラッドムーンはおとなしくフィリーの腕の中にいた。こうして、彼らはしばらくの間、この秘密基地にいたんだ。