チャプター27 再びフォン・ユンハンに会う
中国の色んなトコを旅してきたんだけどさ、最初は上海で、そのあと北京、南京、湖南、チベットとか回ったんだよね。ワンの関係のおかげでどこ行くのも超便利だった。マジで偉い人たち、しかもめっちゃ有名な偉い人たちだからね。全部利用してマジうまいこといったけど、一番喜んでたのは偉い人たちの家族だったけどね、www。
ココに来てからもう一ヶ月経つんだけど、そろそろ冬って感じになってきたんだよね。でもさ、中国では全然寒くないんだよね。今は北緯の亜熱帯にある昆明にいるからかな。っていうか、中国のほとんどの地域って夏はそんなに暑くないし、冬も寒くないし、花は咲き乱れてるし、気候もマジ最高で典型的な温帯気候なんだよね。街中の気温も0~29℃の間で、年間温度差が中国で一番少ないらしいんだよね。「春の街」って国内外で呼ばれてるらしいし。だから中国を選んだのはマジ正解だった。もちろん…ココにもちょっと困ったことはあるんだけどね。一番困るのは、俺の見た目のせいでよく見られることなんだよね。正直、来たときは中国の人って結構ミーハーなのかなって思ってたんだけど、そんなに気にしてなかったんだよね。個人的には、俺の見た目はワンとかフィリーには敵わないって思ってたんだけど、銀色の髪の毛と、ちょっと幼い顔のせいで、マジで腐女子が騒いでんだよね。
今みたいに、一団に囲まれちゃうんだよね。「イケメン君、どこの国の人?」って、中国の女の子が恥ずかしそうに聞いてくるんだよね。マジでさ、中国の女の子って可愛くない?典型的な古典美って感じで。でも、そこは重要じゃなくてさ。マジでヤバイのは、いきなり中国語で話しかけてくるってことなんだよね。俺が外国人だって分かってるのに、中国語で話しかけてくるんだもん。言葉の壁とかあるのかなー?ブラッドムーンがいれば、全部彼女に丸投げできるんだけどなー。「ごめん、何言ってるか分かんないんだ、失礼するよ、用事があるから」
「どこの国の人か聞いてるのよ?」って、いきなり横から、おばさんが来たんだよね。服を見る限り、金持ちの奥さんって感じ。顔にはもう年の痕跡があるけど、若い頃は絶対美人だったはず!結局、みんな俺の国籍を知りたかったんだ。「俺はイギリス出身」
「お嬢さんたち、この子はイギリス人よ、今から用事があるみたいだから、行かせてあげなさい!」って、そのおばさんが隣の女の子たちに説明して、女の子たちは道を空けてくれたんだよね。お礼に、そのおばさんにニッコリ笑ったんだ。まさか、中国のおばさんたちがみんな英語を話すなんて思わなかった。金持ちなら、英語話せる理由もわかるけどね。
買い物に行くにも人だかりができちゃうし、中国での生活は簡単じゃないみたいだね。いきなり、電話が鳴って、電話を見てみたら…知らない番号。俺の番号を知ってる人なんて少ないはずだし、誰だろ?「もしもし、どちら…」
「俺だ!」って一言で誰だか分かったよね…こんなドSなこと言えるのって、東の国の悪魔王しかいないでしょ。「悪魔か!」
「へえ、お前、封印から抜け出したって聞いたけど?」って、いきなり背筋が凍るような寒気がして、体がゾクゾクしたよね。悪魔の威圧感ってマジでハンパないし、電話の向こう側からも感じるんだもん!「はい、お頭様」
「ほー。まさかお前がこんなに強くなるとはね。マジで俺も認めざるを得ないよ」って、いちいち皮肉たっぷりに言うんだよね。俺は一体全体、悪魔界にとってどんな存在なんだろ?悪魔になってからの俺に対する嫌味とか、もう…マジで目が見えなかった頃は、あんたのことマジ尊敬してたのに!「www、お頭様、よくそんなこと言えるね。俺に返事しろって言うからには、三日経ってから認めざるを得ないってとこ?でもさ、そんなこと言う俺って、ちょっと調子乗りすぎじゃない?」って俺はヘラヘラしてるけど、最後まで相手してやるよ!「ああ、中国に行ってからずいぶん中国のことわざとか覚えたんだね。てっきり昔のまま生きてるのかと思ったよ」って、人のことそんな風に言う?俺だって頭良くなってやるんだからね!「お頭様、それは違いますよ。俺がグダグダしてるわけないでしょ?スーパーで買い物してるんですよ?グダグダじゃないでしょ?それに、お頭様が長距離電話かけてきて俺を傷つけるって、マジ損ですよ」って、この一連の言葉を言い終わったら、3721とか3725とか関係なしに、iPhone4Sを地面に叩きつけて、ついでに踏んで、ツバ吐いて、捨ててやったよね。周りの人から見たら、超イケメンの外国人が、平気でiPhoneを地面に叩きつけて、そのあと可哀想な携帯を悪魔みたいにいじめてるんだから。おばさんたちは、その超高額なiPhone4Sを見て、しばらく胸を痛めて、「あいつらは外人だから」って言ってたよ!そして、ロムーンと一緒にいたミーハーたちは、まだミーハーで、めっちゃカッコいい!って言ってた。
ムカつく、この悪魔の口はマジで安いんだよ!なんだかんだで俺は魔界の人間だし、どうしたって、前は魔界のためにも色々やってきたのに、なんで俺をそんなに傷つけるんだよ、立場的に見たら、俺はほぼあんたのジイさんみたいなもんなんだから!そんな言い方あるかよ!そう思ったらムカついてきて、もう誰がいるとか気にしないで、いきなり殴ってやったよね…「うわ、ちょ、前見て歩けよ!」
「ごめん」って、マジで暴言吐きたいのに、明らかにあんたが邪魔になってんだろ!って、逆に俺を罵倒してきやがって、マジでこの中国語理解できてよかった!どんな顔してるのか見てみたいんだけど…見た瞬間、マジで驚いたよね。「ヤン・ハンフォン!」
「おや、誰だね?俺のことなんで知ってるんだ?」って、ロムーンが英語を話したのを聞いて、きっとこの人は中国語話せないんだなと思って、英語で聞いてきたよね。まさか、ライアン以外で英語話す人がいるなんて思ってなかったんだろうな。
そういえば、最近ブラッドムーンがヤン・ハンフォンに会いたいって言ってたのを思い出したんだよね…それで、あいつを家に連れて帰ろうとしたんだけど、まさか昆明にいるなんて思ってなかった。「ヤン・ハンフォン、こんにちは、俺はブラッドムーンの友達で、ロムーンって言うんだ…」って、とりあえず友達アピールしといた。
「魔界の魔法使いだって?!」って言ったときには、もう地下駐車場に行ってたんだよね。だって、ロムーンの車も、ヤン・ハンフォンの車もそこにあるんだもん。まさかブラッドムーンが魔界の魔法使いのこと知ってて、しかも仲良しだったなんて!「はい、もしよかったら、ヤンさんを家に招待してもいいですか?」って、マジで丁寧じゃないとヤバイことになるからね。「うん、うん、ワンとかその家族にはずいぶん長いこと会ってないからね」
別荘にてー
「ブラッドムーン、早くドア開けて!誰を連れてきたか見て!」って、マジで興奮して別荘のドアに向かって叫んだよね。あいつらがヤン・ハンフォンを見たときの顔が見たかったんだよね!きっとビビるだろうし!www、マジで俺って最高。「誰を連れてきたの?」って、ブラッドムーンが返事してドアを開けようとしたら、ワンとフィリーがロムーンが誰か連れてきたって聞いて、マジで面白そうって顔して駆けつけてきたんだよね。そしたら、ワンは誰だか分からなくて…なんか体に重いものを感じて、しかもマジで色っぽくワンに甘えてるんだよね。「ワン、会いたかったよ。ワン…」って。誰だか分からなくてもいいだろ?悪魔以外であんなに色っぽい声出せるのって…もちろんヤン・ハンフォンだった。
「どけ、で、なんでお前がいるんだ?」って、ワンは耐えられないって顔をしてたし、ヤン・ハンフォンは前より重いらしい。「なんで俺がここにいちゃいけないんだ?」って、こいつはマジでリュウと同じこと言ってるし。リラックスしに来たんだよ、昆明って「春の街」って呼ばれてるけど、ヤン・ハンフォンは毎冬ここに来るんだよ。中国に何百年も住んでるのに、まだ四季に慣れないし、そして…最近は世界が前より寒くなってるんだよね。冬も前より寒くなってるみたいで、ますます人間は適応しづらいんだよね。
「ロムーン、こっちに来て!」って、ブラッドムーンが俺をリビングに引っ張って、質問攻めしてきたんだよね…もちろん、最初の質問は、あいつが欲しがってたマンゴーのプリンはどこだ?ってこと。元々、ブラッドムーンのマンゴーのプリンを買いに行こうと思ってたんだけど、悪魔王のことで頭がいっぱいになっちゃって忘れちゃったんだよね。その後、ブラッドムーンを見たときに思い出したんだけど、そしたらブラッドムーンからまた、さらにイラつく問題が突きつけられたんだよね。「まあいいや、ヤン・ハンフォンを連れてきたことだし、許してあげる…っていうか、なんで彼と知り合ったの?!」って質問した時、ブラッドムーンもマジでニヤニヤしてて、まるで悪いことして捕まったみたいな顔してた…マジで思わなかったよ、ブラッドムーンがあんなに悪くなれるなんて…あんなに純粋だった子供が…その後、結果から原因って順番で説明したんだけど、もちろん、悪魔関連のところは勝手にカットした。
その後、ライアンの家族はヤン・ハンフォンの登場を喜んでて、俺は悪魔が一体俺に何しようとしてるのか考えてて、考えすぎて寝ちゃったんだよね…口の中でブツブツ言ってた。「悪魔、絶対あんたの思うようにはならないからな」たまたまロムーンの部屋に入ってきたブラッドムーンがそれを聞いて、ブラッドムーンは目を細めて…今、彼女が何を考えてるのか分からないけど、彼女の心の中の考えがマジで悪いことだってことだけは分かるんだよね。