第21章
アヴィエナの視点
「もう、リバー。前にもあったじゃん」って、リバーのこと見た。だって、リバー、チュウしようとしてたんだもん。甥っ子が怒ってるし。
からかわれたから、リバーのおでこをツンツンってしただけなのに、笑って、あたしの頬にチュウしてから、甥っ子抱っこしてる。
「新しい恋人見つけてあげるよ。アヴィエナおばさんがおじさんのためだよ」って甥っ子をからかった。またからかってるから、あたしは笑うしかなかった。
それにしても、こいつって隠れドSなのかもって思っちゃった。いつもクールなのに、今はセルティオとあたしをからかいまくってるし。
あたしたちは今、泊まってるリゾートを出るところ。セルティオにバリでの滞在を楽しんでもらおうと思って、ウブドのモンキーフォレストに行くんだ。
リバーが「甥っ子といたくない」って言ってたのに、今はもう離れられない感じになってるから笑っちゃった。リバーが手をつないでないときは、おんぶしてるし。
リバーがあたしに手を差し出したから、見てた。あたしはそれも受け入れた。別に今はもう、ふりじゃないけど、2人の関係を壊したくないんだ。今日は余計なこと考えたくないし。
そこに着いたら、写真の数がすごいことになった。3人での写真だよ。顔は似てないのに、まるで親子みたい。あたしのインスタのアカウントとか、ストーリーにいくつか写真あげたし。
セルティオも疲れてきたみたい。リバーがからかいまくってるから。
「明日、セルティオのママとパパが迎えに来るからね」って、今は笑ってるセルティオにリバーが言った。あたしは、まるでフィリピンの地方都市みたいに、色んな国を行き来してるから、もう首を振るしかない。
「お前のお母さんは、お前なしじゃ何もできないんだな」って、リバーは笑いながら言ってた。セルティオもママに会いたくなってるみたい。あたしはニヤニヤしちゃう。
あたしも、いつか子供ができたらそうなるのかな?自分の子供を、あんな風に愛せるのかな?本当に子供の面倒見れるのかな?わかんない。無理かも。欲しいときもあるけど、今は考えなきゃいけないことがたくさんあるし。まだ考えられないや。
「なに?」って、あたしはリバーの方見た。リバーがあたしの方見てるんだもん。
「お前、まるで…」って、あたしが持ってたもの投げつけた。だって、隣に子供がいるのに、そんなことばっかり言ってるんだもん。
笑って、あたしから離れた。セルティオとあたしをからかうの、ほんと楽しいみたい。あたしは睨んで、お姉さんが毎日塗るように言ってたスキンケアを塗りはじめた。
「アヴィエナおばさん、あたしもやってみたい!」ってセルティオが言うから、あたしはすぐに頷いた。「おばさん」って言い始めたから、笑っちゃった。リバーが教えてるんだよね。セルティオがあたしの名前を呼ぶたびに、いつも訂正してる。
セルティオにパックしてあげて、笑って髪の毛ぐちゃぐちゃにしちゃった。
「なに?あんたも?」って、あたしたちのことじーっと見てるリバーに笑った。
あたしは席に吸い込まれたみたいになってたんだけど、いきなりあたしの膝の上に寝転んだ。
「どうしたの、リバー?」って、あたしはリバーのこと見た。
「やりたいって聞いてきたから、あたしもやりたい」って、今はもうニヤニヤしてる。あたしは鋭い目つきで見たから、リバーは目を閉じた。でも、いたずらっぽい笑顔は消えない。あたしは顔を赤らめて、リバーの顔にパックし始めた。
「もう終わり。そろそろ起きてもいいんじゃない?」って、あたしは眉毛を上げて聞いた。リバーは動かなくて、青い目で挨拶してきた。それ見てると、溺れそうになるんだよね。
「オールドマン、マジうざい」ってセルティオが言った。リバーをあたしの太ももから引っ張った。それ見て、あたしたちは笑った。
セルティオが写真を撮って、ママに見せたいって言うから、撮った。もう、わけわかんないくらい笑ってる写真ばっかり。写真見て笑っちゃった。
写真の中のあたしたちは、ほんとに楽しそう。
「アヴィエナおばさん、ありがとう!オールドマン、ありがとう!」って、セルティオの頬にチュウしてあげて、リバーと拳を合わせた。リバーは頷いてた。
「あたしをここに連れてきてくれてありがとう。あたしの日だって分かってるのに」って、セルティオが言った。今日はニコニコしてる。あたしは、子供なのにすごいなって笑っちゃった。あたしは、また髪の毛をぐちゃぐちゃにしてあげた。
セルティオは、バリでの残りの時間を最大限に楽しんでた。一緒に遊んでって言っくるし。あたしたちもそれに乗って、夜にも散歩に出かけた。それから、みんな疲れて眠くなった。
あたしはブランケットをかけてあげてから、部屋を出た。
リバーが、あたしたちが泊まってるヴィラで、空を見てるのを見た。あたしは彼の隣に座った。
リバーがあたしの方を向いたから、ついむすっとしちゃう。だって、リバーの笑顔見たから。真剣な顔でもかっこいいけど、笑顔のほうがもっとかっこいいのは間違いない。あんな風に笑われると、もう戦う気力なくなるんだよね。
「空、きれいだね」って、あたしは優しく言った。だって、2人とも静かだったから。
「お前もだよ」って、リバーがこっちを見た。やば。またリバーの瞳に溺れそう。あたしは黙っちゃった。
「知ってる!」って、あたしは、何事もなかったみたいに目を回した。あたしも褒められることは多いけど、リバーのことになると違うんだよね。リバーに会うと、いつも心臓がドキドキする。ほんと危険。
もう、これは違う。リバーのこと好きになっちゃだめだ。まだ付き合ってるのかな?マリッサと。聞きたいけど、そんなことしたら、一線超えちゃうって分かってる。
「お前、カメラの前だと歯磨き粉のCMみたいだけど、あたしに笑いかけるのは数えるくらいしかねえよ」って、リバーが言った。あたしはそれから、リバーから目が離せなくなっちゃった。
「あたし、カメラの前で幸せそうに見える?」ってあたしは聞いた。あたしって、ほんとに女優に向いてるのかも。
「お前の顔はそう言ってるけど、目は嘘つけねえよ」って、リバーは言った。リバーはあたしのほうを見たから、あたしはほとんど止まってしまった。
「仕事は楽しい?」って、リバーが聞いた。
楽しいときもあるけど、ほとんどは楽しくない。あたしはいつも、あたしじゃない誰かのフリをしてる。着心地悪くても、他の人の好みのためだけに服着てたりするし。
「本当は、あたし、アニメーターになりたいんだ。子供のときからの夢だけど、今はもっとお金が必要だから、できないの」って、あたしは空を見ながら笑顔で言った。リバーは何も言わなかったから、あたしはリバーの方を見た。
「今からやれば?サポートしてやるよ」って、リバーが言ったから、あたしはニヤニヤが止まらなかった。
「えー、もうパパなの?」って笑ったら、リバーはすぐにおでこをツンツンしてきた。
「マジだって。ほんとにアニメーターやりたかったら、サポートするよ」って言うから、あたしは笑った。あたしはすごくやりたいけど、リバーに迷惑かけたくないんだ。契約に入ってることでも、色々助けてもらってるのに。これ以上、恩着せがましくなりたくないし。
「大丈夫。いつか、その夢叶えられるから。でも、ありがとう」って、あたしはリバーに笑いかけた。リバーは、あたしのことを見つめてるだけだった。
「いいよ。やりたかったら、俺がお前のパパになってもいい。で…あたしはもう、お前のベイビーなの?」って、リバーがまたいつものようにからかうから、あたしは笑っちゃった。
「バカ!変なこと言わないで!」
「なんで?いいオファーだろ、ベイビー」って、リバーが言うから、あたしは笑ってリバーを突き飛ばした。ほんと、この男はあたしをからかうのうまいんだから。
「リバーは?夢はなに?」って、あたしは話題を変えた。だって、またからかわれるんだもん。
「お前のパパになること」って言ったから、あたしはリバーに触ろうとして軽く叩いた。リバーは笑って、真剣に答えた。
「子供を持って、愛する人と一緒にいること」って言われて、あたしは黙っちゃった。
「まさか、ロマンチストだったとはね」って、あたしはリバーのこと見てニヤニヤした。でも、リバーは、もう欲しいもの全部手に入れてるから、人生で。ほぼ何でもできるし。もしよかったら、もう休んでもいいくらい。
「でも、いい夢だね。あたしもいつかそうしたい。あたしの夢リストの2番目だよ」って、あたしは笑った。落ち着いたら、あたしもそうしたい。
「子供は何人欲しい?」って、リバーが聞いた。
「うーん、2~3人かな。あたしが見れる数。でも、それはいつか、準備ができてから。子供に、残りの人生、いい生活を送らせてあげられるように」あたしの運命は分からないけど、あたしはここにいる限り、将来子供がお腹すかせたり、お金のことを考えたりするのは嫌なんだ。
「リバーは?何人欲しいの?」ってあたしは聞いた。
「うーん、お前が決めて」あたしは止まって、リバーのこと見た。リバーは笑って、肩をすくめた。
「冗談じゃないよ」って、あたしはリバーのことじーっと見たから、リバーは笑った。
「マジだよ。お前みたいに、2~3人欲しい」って言うから、あたしは肩をすくめた。
「落ち着きたいな…」って、リバーが急に言ったから、あたしは止まって、驚いた。まあ、リバーはずっと落ち着いてるように見えるけどね。でも、そうじゃないみたいだし、仕事が何よりも大事そうだし、色んなモデルとか女優と噂になってるし。でも、なんであたしは驚くんだろう?リバーとマリッサの過去のこと、ちょっと知ってるのに。
「でも、好きな人はまだ落ち着きたいって思ってないみたいなんだよね」って、リバーが言ったから、あたしは止まって、ちょっと悲しそうな顔でリバーのこと見た。
マリッサは先に弁護士にならないといけないのに、リバーはもう落ち着きたいって思ってるんだね。
「焦らないで。待つ方がもっと価値があるよ」って、あたしは肩をすくめて言った。まあ、あたしも契約で待つ経験したことあるし、お金も稼げるし、有名にもなれるから、価値はあるけどね。
でも、あたしは彼らのこと、何にも知らないんだよね?
「でも、なんでマリッサに一緒に落ち着こうって言わないの?まだ準備できてないの?」って、あたしは聞いちゃいけないって分かってたけど、どうしても2人のことが気になっちゃったんだ。
リバーの唇が少し開いて、驚いたようにあたしの目を見た。
「別に答えなくてもいいんだよ!」ってあたしはまだ笑ってた。なんで、あたし、2人のこと聞いてるんだろ?あたし、彼らのプライベートなこと聞くべきじゃないのに。
「なに?マリッサ?なんでマリッサに一緒に落ち着こうって言うんだ?」って、リバーは不思議そうにあたしの質問に答えた。
「だって、彼女はリバーの彼女でしょ?え?それとも、もう別れたの?」って、あたしは今の自分が何言ってるのか分からなくなってる。
「は?」リバーは笑うのを我慢できなくなってて、あたしがおかしなこと言ってるみたいに笑ってる。あたしは笑ってるリバーを見て驚いた。
正気?なんであたしに笑ってるんだ?
「マリッサとあたし?ただの親友だよ。あたしにとっては姉みたいなもんだ」