第22章
アヴィエナのPOV
「マジで言ってんの?都合のいい友達ってやつ?」笑っちゃったし、そしたらすぐに向こうも私の方見てきた。一瞬で顔がしかめっ面になるのが見えたけど、すぐに首を横に振ってた。
「違うよ」
「あいつはただお前を困らせたいだけなんだよ、でも全然効果ないけどな」って言って、また首を振ってる。
「マリッサに聞けばいいじゃん」ってリバーが言うから、私はすぐ眉毛を上げた。
「えー、もう別れたんだ。だって、彼氏にキスされてムカついてるの見たもん」って言って笑ってみた。リバーの顔が一瞬で驚いて、唇が少し開くのが見えた。
「は?」って言って、信じられないって顔で首を振ってる。私はただ眉毛を上げただけ。
「なんか言えない理由でムカついてるだけなんだよ、絶対嫉妬とかじゃないし。それに、最初から付き合ってないから別れたってこともないし」って言って、また首を振ってる。私は腕を組んで彼を見た。マジで全然信じられない。
「本当だよ。マリッサに電話して聞いてみたら」って言って、マリッサに電話しようとしてるから、私は彼のスマホを奪った。
「もし本当に付き合ってても、私には関係なくない?誰と付き合おうが、別にどうでもいいし」って、ちょっとドキドキしながら言った。だって、もっと色んなこと聞かれそうで恥ずかしいし。
もし付き合ってないなら、オーシャンはなんでそんなこと言ったんだろう?
どうでもいいフリしてるけど、やっぱりムッとしちゃった。
「でもオーシャンは…」って途中でやめて、信じられないって顔でリバーを見た。やっぱり聞いちゃいけないことだって分かってるのに、どうしても聞きたくなっちゃうんだよね。
「オーシャンはなに?」って、私が話を続けないって分かって、リバーが聞いてきた。
「オーシャンは、あんたはマリッサと付き合ってて、私とは都合で結婚したんだって。マリッサは弁護士になるまで結婚できないんでしょ?」って言ったら、リバーは少しだけ口を開けて、笑いながら首を振った。私は思わず眉間にシワが寄っちゃった。
「妹、マジで可愛い。ほっぺたぎゅーってしたくなる」って言って、私はまた眉毛を上げた。
「俺とマリッサは付き合ってないよ。お互い好きでもないし。オーシャンは嘘をついたんだ。後で文句言ってやる」って言われて、私はむすっとした。
「別にいいよ。もう。あんたのことなんかどうでもいいし」って言った。リバーに言ってるのか、自分に言い聞かせてるのか分かんない。
二人で話した後、私はベッドルームに行った。色んなこと考えてて、こんな風に話すの、初めてだったんだよね。もっと早く話してたら、色んなこと整理できたかもしれないのに。
起きたら、タシとお兄さんスプリングがもう来てて、子供を連れて帰るところだった。
「セルティオに遊び相手をあげてね」って、お兄さんスプリングが言った。リバーが私の腰に手を回してきた。
「はいはい、お兄さん。うちの奥さんが準備できたらね」ってリバーが言うから、私はまた首を横に振った。タシとお兄さんスプリングは笑ってる。
「じゃあ、そろそろ行くね。セルティオのこと、よろしくね」
二人とも、すぐに帰って行った。日本に行くらしい。マジでお金持ちだよね。時々、本当に羨ましい。
今日はATVに乗る予定なんだ。こういうの、あんまり好きじゃないんだけど、だからって試さないってわけじゃないし。せっかく来たんだし、試さないのも損だしね。
すぐ着いた。私の口元は、すぐにニヤニヤし始めた。リバーを見てたら、思わず写真撮っちゃった。
これって、大丈夫なの?何にもしてないのに、ただ見られてるだけで、人の心を奪うとかありえる?私が撮ってるのに気づいて、リバーはカメラに向かってニヤリ。マジか!これはアップしない。これは私のもの。
「まさか、俺のこと好きになっちゃった?」って、リバーが笑いながら聞いてきた。
「うるさい!よくそんなこと言えるね!」って言って、私は睨んだ。リバーはまたくすくす笑って、肩をすくめた。
「まあ、いいんじゃない?俺たち、一緒だし」って言って、私にヘルメットを被せてくれた。
ATVは二人乗り。だって、さっきも言ったように、私はいつもインドアだし。女優じゃなかったら、絶対に運動なんてしないし、疲れるからって、遠いところになんか行きたくないもん。
ATVが動き始めて、私はただリバーにしがみついてた。周りを見渡して、感動しちゃった。車がジャンプすると、やっぱり叫んじゃうけど。リバーのちょっとした笑い声が聞こえるだけ。
すぐに山の頂上に着いた。リバーと私しかいないから、お互いカメラマンになった感じ。
「綺麗だよ」って言って、リバーが汗で濡れた私の髪を直してくれた。
「知ってる」って言って笑った。マジで、リバーに夢中になっちゃってるんだよね。汗を拭いてくれるのも、ちょっとムッとしちゃった。
私は視線をそらした。本当に、こんなに楽しいとは思わなかった。自然って、本当に綺麗だし、それを見る価値はあるよね。
そこに行った後、海にも浸かった。夜はすごく疲れてて、抱き合ってることにも気づかなかった。
そんな状況で目が覚めた。自己満足しちゃうよね。感情を抑え込むほど、どんどん悪化するんだよね。本当に、自分でも分かんないけど。
リバーを軽く叩いた。今日は朝早く起きて、太陽が私たちに挨拶するのを見る予定だったから。バトゥール山の日の出を一緒に見るんだ。
これはリバーの計画だったけど、リバーのことだから、起き上がる前に20分くらい私を抱きしめてるだろうなって、すぐに分かった。
着いたときには、もう太陽が昇り始めてた。私はリバーを見て、思わず顔をしかめた。
「あんたのせい!」って言って、リバーを見た。
「お前のせいだよ。いつも朝っぱらから俺を誘惑するんだから」って言われて、信じられないって顔でリバーを見た。リバーは笑って、私の腰に腕を回してきた。見れなかったけど、二人で日の出を眺めてた。ニヤニヤが止まらなくなって、出発した。ウブドでジップラインを試して、その後、私が行きたかった滝に行く予定なんだ。リバーはジップラインに行きたがってるし、私は滝に行きたいから。ギブアンドテイクだよね。
ジップラインに着いたら、どれだけ高いのか分かって、私は口が開いたまま。飛ぶ気なんてなかったんだけど、リバーが私を見てニヤリとした。
「約束しただろ?試すって」って言って、腕を組んで私を見た。私はムスッとしてしまった。結局、私はうなずくしかなかった。
最初は怖かったけど、やってみたら気持ちよかった。若い頃に何かあったから、試すのが怖かっただけなのかもしれない。
リバーもすぐに挨拶してくれたから、近づいて笑って、髪をぐちゃぐちゃにされた。
スンプアンの滝にも行く準備をした。そこに向かう途中、興奮が止まらなかった。水が好きなら、バリは本当に楽しいよね。
「お前の身体は俺の手によく合う」って言って、私が着ていた服を脱ぎ捨てて、ビキニ姿になった私を見て、リバーは私の腰に触ってきた。私は睨んで、彼の手を叩いた。
本当にそうなんだよね。誰かの胃の中で蝶が羽ばたくってやつ。映画だけの話だと思ってたのに。私もこんな風に感じるんだって、思わなかった。
大きな石に座らせて、写真を撮ってくれた。
「ねえ、私もいつか自分で写真撮れたらいいな」って、笑顔で言った。お姉ちゃんは、私を応援してくれる人たちには、いつも最新情報を提供しなきゃいけないって思ってるんだよね。感謝してるから文句はないんだけど、たまに本当に大変なんだよね。私の写真には、いつも誰かが何か言ってくるし。私の写真を使って、個人的な快楽を得る人もいるし。本当は自分のものじゃないのに、ひどいこと言ってる人もいるし。
写真投稿をやめて、その写真の思い出を全部自分のものにしておきたいって思うことだってある。
「いつでもできるよ…」って、リバーが私を見て言った。心配してるみたいで、私は笑って、肩をすくめた。
「そのうちそうするかも… 誰も私のこと忘れちゃうだろうし」って言って、肩をすくめた。それは確信してる。人気なんて、長くは続かないし。いつか私がいたことさえ、忘れられちゃうんだろうな。
「俺は忘れない」ってリバーが言うから、私は目を細めて彼を見た。
「マジ?それはもう、私の脳みそに記録されてるよ」って言ってからかってやったら、リバーは笑っただけだった。
その後は、水に浸かって楽しんだ。
「気をつけろよ」って言って、岩の上を歩こうとしたら、私が滑りそうになって、リバーが私を助けてくれた。水の中に落ちた瞬間、リバーが私を抱きしめた。すぐに彼の青い目と目が合った。私の目は少し下がって、彼の赤い唇に。暖かいキスを感じて、私は自分を忘れてしまった。
そして、二人が息苦しくなって止まった。私の唇が開き、リバーを見てから、くしゃみをして、リバーを優しく押した。
「そろそろ行こう。もう暗くなってきたし」って言って、もうリバーの顔を見ることができなかった。二人ともシラフだけど、あの数秒で自分を見失ったみたいだった。
私たちが泊まっているリゾートに帰るまで、二人とも無言だった。運転してるのはリバー。いつもみたいに話しかけたりもしなかった。
「あの…キスしてごめんね」って、私は言った。だって、二人ともすごく気まずいんだもん。リバーがハンドルを握る手に力が入るのが見えた。
「キスしてごめんとは思ってないよ」って言って、すごく不機嫌そうな顔をした。私はむすっとしてしまった。何て言ったらいいのか分からなかった。まあ、キスは楽しかったけど。そんなこと言うべき?
ホテルに着くまで黙ってた。
「ありがとう」って、リバーに優しく言った。リバーは何も言わなかったから、私はうなずいて、靴を脱いだ。
「マジでキスしたこと後悔してる?なんで?俺の唇、美味しくなかった?」って、私が謝るのが許せないみたいな顔で聞いてきた。
「もちろん違うよ!」
「もちろん違うって、何が?」って言って、リバーは眉毛を上げたから、私は思わず顔をしかめた。
「美味しかった、ってこと!ただ、びっくりしただけ」って言った。
「美味しい、ね?」リバーがニヤリとしたのを見て、私は自分の唾を飲み込むのに必死だった。この悪魔!リバーは、それしか聞いてなかったんだ!私はムスッとして、無視した。
「キス、してもいい?」ってリバーが聞いてきたから、私は思わず眉間にシワが寄った。
「セルティオは『ありがとう』って言ったらキスしてたじゃない。私のは?」って言ったら、笑いがこみ上げてきちゃった。揺さぶられたんだよね。逃げ出す前に、リバーが私を抱きしめて、キスをした驚いて、私の唇が開いた。でも、キスが深くなるにつれて、自分のことなんて分からなくなっちゃった。まるで雲の上を漂ってるみたいだった。
どんどん深く、どんどん熱く。もう何が起きてるのか分かんない。夜の熱に私たちを誘うことにも気づかなかった。その夜…私たちは残りの時間を楽しんだんだ。