あらすじ
シャ・サマーズってさ、昔はファンタジーとか恋とか信じてたんだよね。でも、両親を車の事故で亡くしちゃってから変わったんだ。事故のとき、シャも一緒にいたんだけど、謎の生き物が助けてくれたんだ。忘れられない目をした、あの人。あの謎の生き物って誰かって?
えーっと、ケイン・ウィルソンは、吸血鬼でさ、最初からパートナーなんて欲しくなかったんだよね。永遠の世界のダークサイドに足を踏み入れざるを得なかったんだけど、一体何が犠牲になったかって? 家族みたいな友達、一緒に育った仲間たち、一番大事な人たちを失ったんだ。もう、何があっても動揺しなかった。唯一欲しかったのは、友達をあんなに苦しませて、血を吸い尽くして殺したクソ野郎への復讐だったんだ。ブライソンが邪魔してくれなかったら、ケインも同じ運命だったかもしれない。
ケインは絶対にパートナーなんていらないって思ってたんだ。だから、崖から落ちそうになってる車を見つけたとき、ただ正しいと思ったことをしたんだ。車が落ちないように助けたんだけど、前に座ってた人たちはもう死んでた。そしたら、人生で一番強烈な匂いがしたんだ。9歳のシャ・サマーズが後部座席で意識不明になってて、それが自分のパートナーだって気づいたんだ。
どうしたらいいのか、どんな気持ちでいればいいのか、わからなかったんだよね。でも、一つだけ確かなことがあった。彼女から離れないと。彼女を守らないと。だから、その夜、パートナーであることを拒否したんだ。彼女はまだ意識がなくて、何が起きてるのかわからなかったんだけどね。何年か経って、拒否した相手にまた出会うことになったら、どうなるんだろう?
そう! パートナーとしての繋がりが、彼女を求めて、そばにいて欲しくなって、どんな犠牲を払ってでも守りたいって気持ちにさせたんだ。でも、彼女と一緒にいなくても、それはできるんだよね。ただ、何度も彼女を守るうちに、こんなに深く恋に落ちて、もう抜け出せなくなるなんて、思ってもみなかったんだ。
ケインは自分の気持ちを告白して、シャもそれに答えたんだ。やっとハッピーエンドが来たって思ったんだけど、ケインがいつも血を欲してた相手が、また彼の人生に現れて、彼のハッピーエンド、拒否した恋を奪い去ろうとしたんだ。
ケインとシャが望んだハッピーエンドにたどり着くまで、いろんな試練があったんだ。