第79章
ザナヤのPOV
「なんでみんなそんなに静かなの? マジでらしくないんだけど」って、みんなでバンの中にいるから笑っちゃう。
セスの他に、レイズとグレイも一緒で、セスの家に向かってるんだけど、なんでだっけ?
えっと、男の子たちは休む時間があって、あと2日はスケジュールがないんだよね。
で、私たちも、日本でのコンサートまで1週間休みがある。
でもさ、トイレから戻ってきたら、みんななんか変な感じになっちゃって。
さっき吐いちゃったこと思い出すだけでゾッとする。昨日の残り物を食べちゃったのは失敗だったな。それに、セスが持ってきたチョコを全部食べちゃったのも、あんまり良い判断じゃなかったかも。良いことと悪いことが同時に押し寄せてきて、うーん、お腹壊しちゃったってわけ。
パフォーマンスが終わってて、本当に良かったよ。じゃないと大変なことになってたかも。
ちょっと横見たら、みんなの様子にすぐ後悔した。
レイズとグレイが心配そうに見てて、東京はウルウル、マックスとカリはお互いを見合ってて、セスは上の空。
マジで、なんなの?
すぐに、7人全員で家に着いて、誰にも見られないようにすぐに入った。
ガレージをつけられるように、セスに相談しとかなきゃなって心の中でメモした。じゃないと、車で送ってもらう時に見られちゃうし。
家に入ったら、残りのメンバーがもう中にいたから、一瞬ビビった。
パーティーでもやってんのか?
レイズとグレイが急いで男の子たちを連れてって、一番奥の部屋が開いてるか確認し始めた。
さすがに眉毛は上がらなかったけど、その行動にはちょっと驚いた。
好奇心から、つい本音が出ちゃった。
「まさか、みんなでポルノでも見てるんじゃないでしょうね?」って聞いたら、グレイがスベって、お尻から床に落ちた。
「クソ!グレイ!!」ってレイズが起こそうとしてた。
スカイはゴホゴホ咳き込み始めて、デモが背中をさすってあげてる。
モノの頬は真っ赤で、ストームはニヤニヤしてる。私のバカなジョークに慣れてるっていうのが、ちょっとムカつく。
私は一番近い席にドスンと座ったら、すぐに跳ね返ってきて、また座り直した。
セスがビックリした顔で駆け寄ってきて、「おい、気をつけて。大丈夫?」って、どこも打ち身がないか確認するように触ってくるから、ますます眉間にシワが寄っちゃう。
別に床に転んだわけでも、トラックに轢かれたわけでもないんだけど。
「もちろん大丈夫だよ。セスは?」って聞いて、熱を測るみたいに額に手を当てた。
さっきからすごく変なんだよ、セス。
ちょうどその時、セスと私は男の子たちの方向を見た。
「セス、ちょっと話したいことがあるんだけど」ってモノが呼んで、また眉間にシワが寄った。
絶対になにかある。
セスが立ち上がろうとしたところで、手を掴んで、シャドウのメンバー全員に向き直って、表情は真剣。
私はもう我慢できない。
「なんでここで話さないの?そんなに大事なことなの?」って、すごく気になって聞いてみた。
スカイはゴホンと咳払いして、落ち着かなさをごまかそうとしてる。ストームの目をじっと見たら、視線を逸らされた。
「えっと、ザナヤ、これはただの、えーっと、男の子の問題なんだ。つまり、シャドウのこと。カムバックのために。そう、カムバック」って、レイズがどもった。
マジで?急にフォーマルになるの?
「そうだね。レイズの言う通り。これは私たちだけで話すことなんだ」って、モノが付け加えたけど、声が裏返ってる。
うわー。私に嘘をつこうとしてるなら、すごく下手だね。でも、もういいや、ってことにした。
「わかった」って言って、セスの腕から手を離した。
でも、セスが何度もゴクンって飲み込んだのは、私の鋭い目には逃れられないことだった。
何が起きてるか、絶対に突き止めてやるんだから!って心の中で思った!
男の子たちが姿を消したら、メンバーが突然現れた。
「どこ行ってたの?」って、ポーチに残ってたチョコを出しながら聞いた。
「食べる?」って誘ったけど、みんな無表情で断ってきた。
「マジで東京?大好きなチョコに『ノー』って言うの?」って笑いながら、最後のチョコを食べた。
カリは私の向かいのソファーに座って、マックスと東京は床に座った。目の前のテレビがもう点いてたことにも気づかなかった。
「それでさ…」ってカリが沈黙を破った。「どうなの?」って遠慮がちに聞いてきた。
「いい感じ?」って、質問みたいな返事になっちゃった。ムカついてきたから、ちゃんと座り直した。
「わかった、何が悪いのか教えて。あなたも男の子たちも、さっきからすごく変なのよ」って、腕を組んで、みんなの心配そうな顔をじっと見つめた。
でも、誰も答えようとしない。
「マジでムカついてきた。もう質問はやめる。答えを要求する!」って、少し声を荒げた。
失礼なのは嫌だけど、仲間外れにされてる気がするんだ。私がいない間に、一体何があったの?
東京は下唇を噛んで、目に涙が溜まってきた。
「ザナヤ…」って囁いて、声を聞いた瞬間、私の心は柔らかくなった。
「どうしたの、東京?教えて、そうすればわかるから」って、今回は少し低い声で言った。本当にナーバスになってきた。「何か悪いことした?私が?何か問題でも?」って、いつもの癖で口に手を当てて、すぐに聞いた。
「違う!」って、マックスがすぐに立ち上がって、私の隣に座った。普段の90度サスィーな彼女から、正反対の行動に変わったことに一瞬驚いた。
それで、突然パニックになった。
「やめて!ストップ!」って立ち上がって、みんなから少し離れたら、みんなビックリした。
色んな考えが頭の中に流れ込んできた。何が悪いんだろうって考え始めた。
ボスが何か言ったのかな?
男の子たちに何かしたかな?
色んなシナリオが頭の中を駆け巡って、頭の中はごちゃごちゃしてきた。
「何が悪いのか教えて。みんなの様子を見てたら、本当に怖くなってきた」って、目に涙を浮かべて言った。
「泣かないで、ザヤ」って、東京はすごくパニックになってるみたいで、急に私に触ろうとしてきたけど、拒否した。
ちょうどその時、ドアが突然開いて、セスと男の子たちが出てきた。
「何が起きてるんだ?」ってストームが聞いたけど、私の頬を涙が伝った。
セスの目が私の方に止まった瞬間、彼はすぐに駆け寄ってきて、私を女の子たちから引き離した。
何が起きたのかよくわからないけど、気がついたら、私たちはもう部屋の中にいて、残りのメンバーは外に残されたままだった。
彼は優しく私の顔を包み込んで、落ち着かせようとしてる。
「ベイビー、僕を見て。泣くのはやめて、いい?良くないから、それに…」って、一瞬躊躇して、視線を逸らした。
「それに?」って囁いた。
彼の両手が肩から落ちて、どれだけナーバスになってるのか感じた。
「なに?!」ってまた聞いたけど、彼は私を見てから、ベッドに座るように優しく促した。
長い溜息が彼の唇から漏れて、私の内臓は重くなった。
「ザナヤ…」って囁いた。私の目をじっと見て、彼の目もウルウルしてることに気づいた。「君は…」って彼はゴクンと飲み込んだ。
クソ、緊張が私を蝕み始めてる。
「もしかして、妊娠してる?」って、囁くような声で言ったけど、私には聞こえて、全身がひっくり返った。
クソ。そうなの?