第34章
マルコ
俺ってさ、マジでフェアな男じゃないんだよね、どこからどう見ても。弟がビジネスマンになるための教育を受けて、ファミリーの未来を担うって時に、俺は海軍で国のために働いてた。
2回目の任務が終わった後、シャドウズに入ったんだ。数年経ってから、ある特定の事件だけを担当するようになった。暇な時間は、父さんの目を盗んで法律の学位を取ったんだ。
知識ってのは、良い投資になるんだよ。家族のために安全な未来を確保するために費やした時間は、最終的には報われたってこと。
裏取引とか、そういうのには絶対関わってなかった。いつも、きれいな手のちょっと上くらいをキープしてて、染み込んだ血を隠してた。6年前までは。
人生を変えた瞬間、自分が変わったって感じる瞬間って、あるじゃん? 俺にとって、それは一瞬じゃなかったんだ。一緒にあの瞬間を過ごした人がいたから。
「パパ」って一言が俺に聞こえて、小さな手が俺の首に巻き付いて、あのヘラヘラ笑い。ミーシャは、俺が権力の頂点に立つための原動力だったんだ。赤ちゃんの頃、ディーノと俺は彼女を守るって約束した。恥ずかしい思いをした従妹のために、俺たちがした静かな権利だったんだ。自分の娘のように育てて、何一つ不自由させたくなかったから、いつもそばに置いてた。
カミラは、数えきれないほど何度もミーシャを危険に晒した。彼女のことは知ってたし、すごく大切に思うようになったんだ。愛してたし、彼女の行動は心からだって分かってた。
「でも、あなたは彼女を愛した。彼女もあなたを愛してたわ、そう言ってたわ」アリアナは、まるでそれが全ての問題に対する一番簡単な答えだって感じで言うんだよね。もし彼女が全部の事情を知ってたら、そして、このめちゃくちゃな状況で自分がどんな役割を果たしたかを知ってたら。
ブランデーを火の中に投げ入れる。
パチパチって音がして、俺は何も言わない。アリアナが怖がってコーヒーテーブルに足をぶつけた時の小さな音にも。怖がって当然だよ。
「俺はマッドマンだ。愛なんてしないんだよ、ああいうのは。弱さだ。」
「でも、あなたは彼女を愛したわ」彼女は言い張る。
俺はアリアナに近づき、彼女のウェストコートのベルトを引っ張って、俺にぴったりとくっつけさせた。
「俺のものにしろ、アリアナ」俺は彼女に言う。
彼女の目は燃えてる。俺たちのすぐ後ろの火が、彼女の瞳に映し出されてる。
じっとしてる。俺が欲しいものをくれるのか、ちょっと考えちゃう。
言葉が欲しいんだ。
彼女は一歩下がって、俺の腕から離れて、俺を見つめる。「あなたはマルコ・カテリ、カーポ・デイ・カピ、全てのボスのボスよ。」
彼女は、俺が持ってたコートのベルトを開けて、それを床に落とす。彼女の言葉が、その瞬間にさらに深みを与える。
「そして、私、アリアナ・カペッロは、あなたのものではないわ。」
「もう俺のものだろ。」
「もし私がカミラの死に責任があるとしたら、あなたは私を愛せる?」
「いや、アリアナ、俺はお前を愛することはない。でも、1ヶ月後には、お前を俺の妻にする。さあ、着替えてくれ。送って欲しかったら喜んで行くけど、そうじゃなければ、出て行ってくれ。」