第11章
AMAHのハートより
今日はまた、幸せなフリをして、何もなかったことにするんだ。
もうすぐ休憩時間だ。たった30分しかないけどね。
今日はすごくお腹が空いてて、時計の針がゆっくり進むのを見てたんだ。すごくゆっくりで、なんで今日に限ってこんなにゆっくりなんだろうって思ってた。お腹が空いてて仕方なかったから。
さっきチョコレートバーを一本丸ごと、クリームビスケットを2つ、ヨーグルトも食べちゃった。でも、まるで足りないんだ。すごく長い間、何も食べてなかったみたいな感覚。
本当のご飯が食べたい。30分の休憩時間をフル活用して、お腹いっぱいにするんだ!
「あー、お腹すいた!牛一頭だって食べれそう…」って大声で叫んじゃった。
私と同僚のエラが、変な顔でこっちを見てきた。
「エイプリル、大丈夫?最近の食べ方、ちょっと心配だよ。嬉しいけど、同時に心配にもなる。何か変な虫下しとか飲んで、食べたものが全部なくなっちゃうとか…?まさか、妊婦さんとかじゃないよね…?」
最後の質問にはドキッとしたけど、すぐに「ありえないよ!」って言った。
エラは笑って、「冗談だよ。ルイスとはそういう関係じゃないって言ってたし、妊娠するわけないでしょ…」
「そうだよ、ありえないよ、エラ。妊娠の話なんて聞くと、気持ち悪くなるんだよね。もう吐きそう。違う話して…」
時間を見て、嬉しそうに手を叩いた。
「…やっと時間だ!休憩行く!お腹すきすぎてここで倒れちゃう前に…」
私が勢いよく出ていくのを見て、エラは笑ってた。
お昼ご飯を食べながら、エラの言ってたことを考えた。
それが怖くて、「ありえない」って心の中で何度も繰り返した。
神様はそんなことさせないはず。二重で最悪なことになる。
ほんの数口で、空腹は消えた。急に食欲もなくなっちゃった。
早く仕事が終わって家に帰りたかった。
もう2週間も生理が来てない。3日前には始まるはずだったのに、まだなんだ。
気にしないようにしてたんだけど、エラの言葉でめちゃくちゃ心配になってきた。
仕事が終わってから、重い足取りでバスに乗って家に帰った。
その日の夜、ルイスが帰ってきて、大丈夫かって聞いてきた。
もう、大丈夫な日が来るのかなんて思えない。あの日から、悪夢が次から次へと続いてるんだから。
ルイスは、考えすぎだって言うんだ。心を落ち着かせなきゃって。悪夢の原因は、まだ心の中に恐れと憎しみがあるからで、悪夢を止めたいなら、全部手放さなきゃいけないんだって。
試してみたし、今もやってるんだけど、なかなかうまくいかない。たまにしか見ないけど、すごく恐ろしいんだ。
「気分が悪いんだ、ルイス…?怖いよ…」
「何が怖いんだ?」って、僕の隣に座りながら聞いた。
「もしかして、妊娠してるんじゃないかって…」
ルイスは驚いた顔をして、何も言わなかった。
「…次の日の朝、薬をくれたよね。何のためかって聞いたら、妊娠の兆候を抑えるためだって言ったよね。でも、もし薬が効かなかったら…もし私が妊娠してたら、ルイス…?」
「妊娠するわけないよ、エイプリル、落ち着け。あの薬で全部大丈夫だよ…」
彼は立ち上がって、冷蔵庫に行って飲み物を取りに行った。でも、まだ不安だった。いくら彼がそう言っても、声に不安を感じてたから。
ルイスは、自分の言ってることに確信がないんだ。不安を隠そうとしてるのが、声から分かったんだ。
「…私の人生のことだよ。私には大きな計画があって、将来もある。もう一度聞くけど、もし薬が効かなかったら?もう気持ち悪いし、Googleで妊娠の症状を調べたら、全部当てはまってるんだ。もし…」
「なら、堕ろせばいいんだよ…」って、彼は僕を遮って言った。
私はイラついて笑った。「堕胎ってこと?そんなのありえないよ、ルイス。私をレイプしておいて、堕胎しろって…」
彼はまた遮って、かすれた声で言った。「レイプなんかしてないよ、エイプリル。いつまでもそう思ってたら、傷つき続けるだけだよ。いつまでそんな悲しい、みじめな話をしてるつもり?僕たちは親密な関係だったんだ…恋人同士なら普通のことだよ。一緒に暮らして、カップルのように振る舞ってたんだから…僕は木でできてるわけじゃないんだ。男だよ。どんなに我慢してても、できなくなる日が来るんだ。考え方を変えれば、大丈夫だよ…」
彼は一瞬止まって、深くため息をついて、僕の隣に座った。
「…君は18歳だ…20歳じゃない。エイプリル、君自身も、自分の人生の計画があるって言ってたし、将来のことも考えてるんでしょ。妊娠で全部台無しにしたくないでしょ。だから、どうにかして、妊娠の兆候をなくさなきゃいけないんだ。18歳で母親になる…それが君の望み?妊娠の兆候は、何としても消さなきゃダメだよ。僕は子供を作る準備はできてないし、君もでしょ。覚悟を決めて。遅れると危険だよ…」
彼は立ち上がって、出て行こうとし始めた。
彼が行こうとするところで、私は怒って彼を叫んだ。
「私の人生を台無しにしたいのね、ルイス。なんで?家族から逃げるだけでも大変だったのに、もう全部終わったと思ってたのに、あなたせいで後悔し始めてる…」
彼は戻ってきて、「そう感じてるならごめん。でも、僕の助言を拒否したら、君自身が自分の人生を台無しにすることになるよ。それに、給料まだもらってないの?支払日を過ぎてるのに、まだ通知が来てないんだけど…」
私は、彼がこんなに簡単に話題を変えたことに驚いた。
私の健康より、給料のことの方が気になるんだ。
悲しそうに頭を振って、先週から給料は支払われてるって言ったんだ。同僚はみんなもらってるよ。
彼は携帯電話を取り出して、おそらく私の口座残高をチェックした。彼が安心したようにため息をつき、私の方を向いたのを見てた。
「支払われてるんだ。なんでSMSが来なかったんだろうな。わかったよ、エイプリル…君はすごく頑固だけど、決断は急いでね。後悔しても遅いんだよ。できる限りのことはしたし…君のためになるいい提案もした。もう何をしてほしいのか、本当にわからない…」
彼は出て行った。
私はそこに座って、自分の人生について考えた。
まだ確信は持てない。何よりも先に、妊娠検査を受けなきゃいけない。
心の奥底では、陽性だったらどうしようって不安だけど、まずは確かめなきゃ。
この状況で、神様が助けてくれるように祈るしかない。堕胎はしたくないし、こんな若さでシングルマザーにもなりたくない。