AMAHのハートから。
6月の晴れた日だった。雨ばっかりで、どんよりした天気で、ほとんど家から出ないような日とは違ってね。
エイプリルは車に乗って、手術がうまくいってイギリスから帰ってきたばかりの、お母さんに会いに行ったんだ。
お母さんがイギリスに行ってからは、いつもお父さんと電話で話してたんだ。
お父さんはいつも元気な人で、子供たちみんなを全力で支えて、面倒を見てくれたんだ。
最初から話そう。
エイプリルは、うちで唯一の女の子で、末っ子だったんだ。
「家のベイビー」って呼ばれても、全然抵抗なかったね。みんなエイプリルを赤ん坊みたいに扱ってたから。
一番上のお兄ちゃんは、イギリスで家族と暮らしてて、お母さんはそこに行ったんだ。手術も無事終わったんだ。
2番目のお兄ちゃんのマークは、ビジネスをうまくいかせてたんだ。
電気技師でもあり、両替もやってて、他の通貨を両替して、より便利に、簡単に取引してたんだ。
彼は順調で、年末までに結婚する予定の婚約者もいたんだ。
3月頃に婚約して、その年の11月に結婚する計画だったんだ。
11月って、結婚するのに最高の時期なんだよね。
天気が良くてロマンチックだし、空気も気持ちいい。
雨でイベントが台無しになる心配もないし、みんなクリスマスの準備もするしね。
11月は甘くて思い出深い月だけど、エイプリルもそうなんだ。
まあ、両親がエイプリルって名前をつけてくれたから、エイプリルは自分の名前が好きだったんだよね。
イースターの頃に生まれたんだって。エイプリルの前に男の子が2人いたから、エイプリルは優しくてかわいかったんだ。お母さんはまた男の子だと思ってたから、女の子の名前を考えるのが難しかったみたい。
妊娠の症状も、つわりも、お腹の大きさも、男の子を妊娠した時と同じだったんだ。
男の子だって確信してたから、スキャンも受けなかったんだ。
お父さんは女の子だって言ってたけど、お母さんは自分の体の変化から確信してたみたい。
エイプリルが生まれて、お母さんは間違ってたってことになったんだけどね。
イースターに間に合って生まれたから、もし「イースター」って名前が変じゃなかったら、そう呼ばれてたかもしれないね。
エイプリルが生まれて、両親はエイプリルに最大限の愛情を注いでくれたんだ。
レイチェルが生まれるまで、5年間、末っ子としての特権を享受できたんだ。
レイチェルは2月28日、つまり月の最終日に生まれたんだ。
レイチェルも特別で、エイプリルから末っ子としての楽しみを奪ったんだ。
そう、レイチェルはエイプリルからすべてを奪ったんだ。注目もね。
でも、エイプリルは気にしなかったんだ。たまには愛情を分けてもらえたからね。
レイチェルは綺麗で、お母さんみたいに色白だったんだ。
肌はガラスみたいで、キラキラしてたんだ。美しさは際立ってて、みんな褒めずにはいられなかったんだ。
エイプリルも自分なりに綺麗で、ちょっと肌の色が薄かったんだ。
昔は、中学校で一番可愛いって言われてたんだ。褒められるのは気持ちよかったけど、年を重ねるにつれて、前みたいに褒められなくなったんだ。
レイチェルはミスワールド級だから、エイプリルの容姿を褒めるんだよね。
エイプリルはすごく完璧な人生を送ってるように見えるかもしれないけど、まあ、そうでもなかったんだ。でも、前はそうだった気がするんだ。違う方向に進むまでは。
その転機が始まったのは、6月のある日だったんだ。
そう、2016年6月13日。すべてが始まった日、月、年なんだ。
エイプリルは他のこと全部忘れちゃっても、この日だけは絶対に忘れられないと思う。