矢
スター・POV
朝早くに目が覚めた。リビングで寝ちゃってたんだって気づかなくてさ。昨日の夜、怖かったの思い出すと、ちょっと笑っちゃうよね。すっごい怖い番組見て、それでリビングでみんなで寝ちゃったんだ。
起きてるの私だけだった。隣にあったブランケットを手に取って、レインを優しく抱きしめた。ぐっすり寝てるの見て、ニヤけちゃった。
施設から出ようとしたとき、キッチンから物音が聞こえて、止まっちゃった。顔をしかめて、音のするキッチンに行ってみたら、誰もいなかった。
洗濯物が山積みになってるだけ。周りを見回したら、施設全体が汚れまくってる。
もう一回施設を出ようとしたら、アドミラルがこっちに来るのが見えたから、寝てる仲間たちのとこに急いで走った。
「おい、起きろ!」って叫んだんだけど、みんなちょっと動いてまた寝ちゃった。
「クソ!」って言って、キッチンから鍋の蓋を二つ持ってきて、それで音を立てた。
「何だよ?!」レッドがイライラしながら聞いてきた。
「早く起きろ!アドミラルとヘッド・アミンが来るぞ!」って、すぐに起きるように叫んだ。
「キッチンだ!おい、スター、片付けろ!」アイスが私に叫んだ。
「大丈夫だって。」ムーンが唸ったから、私はうなずいて、レインのベッドを片付けるのを手伝った。レッドはテーブルを拭いて、シャドウは散らかったものを拾って、アイスは掃除をした。
窓から覗いたら、アドミラルがもうすぐそこまで来てる。
「来るぞ!」って叫んだら、突然ドアが開いて、仲間たちが私のとこに駆け寄ってきたときには、もう終わってた。ムーンが私を飲み込んだのを思い出した。彼女は皿を洗ってて、全部の皿を洗うのに時間がかかるのは知ってる。
「おはよう、学生さん。」ヘッド・アミンが言った。
アドミラルは顔をしかめた。
「誰かいないな、ムーンは?」アドミラルが聞いて、私たちみんなはお互いを見合った。
「キッチンにいます。」って私がどもったら、アドミラルの目が細くなって、それからキッチンに行った。キッチンに近づくときは、息を飲むほどだったけど、キッチンがきれいなのを見て、安堵のため息をついた。何か不思議なんだよね。
前はあんなに散らかってたのに、まさかすぐにキッチンを片付けられるわけないじゃん。
アドミラルがムーンを見て、トレーニングが始まるから着替えるようにって言った。
まだ信じられないんだけど、キッチンを見たときは散らかってたのに、もう誰もあの汚れを追跡できないんだよね。
トレーニングルームに着いたら、武器を取る時間があって、私はすぐに武器を取りに行った。すぐに、両端が細くなってる金の棒を手に入れた。ムーンがゼロの弓を持ってるのを見た。
私の額にしわが寄った。彼女は矢を取って放った。矢はファイブに変わった。ゴクリ。彼女はゼロの弓を扱えるんだ。
すぐにシャドウに近づいた。
「シャドウ。」って呼んだら、彼が私を見た。
「ムーンを見て。」って言ったら、彼はムーンを見た。
「どうしたんだ?」って彼は聞いた。
「彼女、ゼロの矢持ってるよ。」って言ったら、彼はまたムーンを見て、それから私を見た。
「私たち誰もあの弓持てないから、撃てないってのは本当だよな。」って言ったら、彼は私を見た。
「もしかしたら、矢が彼女を選んだだけかもしれないよ。」って彼は言って、私は首を横に振った。
「ゼロだけが弓を選ぶの。弓と矢には、自分たちの心があるんだ。」って言った。
「ゼロだけがあの弓を持ってる。だから、火が消えた日に、それを持ち上げるのにあと10人必要だったんだ。」って言ったら、シャドウは私を見て、肩を叩いた。
「またパラノイになってるよ、おい。」って言われて、私は固まった。
「パラノイじゃないよ、別に。ムーンが憑依されてるかもしれないって言ってるだけ。」って言ったら、彼は笑って私を見た。
「もし憑依されてるなら、私たちを傷つけるようなことしてるはずだよ。」シャドウはそう言って、私に背を向けた。
私はただ顔をしかめて、また矢を見てるムーンを見た。