第13章 逃げろ!
「マジやばかった!」って50回くらい叫んだ。いや、50回じゃないかもだけど、40回台には入ってるはず。
嘘じゃないよ、さっきあったことマジでビビったけど、でもさ、あれはマジやばかった!今、俺らはアンダーグラウンドの外、っていうか、アンダーグラウンドの上で、駐車場をどっか歩いてる。
「やめろよ、恥ずかしいから」ってリード・ラングストンがブツブツ言ってる。でも、俺は止めなかった。だって、俺のこと以外見てないから、笑うのを隠してるんだよな。
かわいすぎ。マジ、かわいすぎ!
「恥ずかしい?マジで?っていうかさ」って言って、リードの方見て、「俺って、マジで最高な奴じゃん」って鼻で笑った。「マジで光栄に思ってないの?っていうか、俺が一緒にいるんだよ?」って、言った言葉全部強調してみた。
リードは鼻で笑って、「まじで、光栄に思うべきは、お前だろ。俺と一緒にいるんだから…」
って、いきなり遮られた。マジで失礼な感じで。「いたぞ!」って、自己中な男の声で。
振り返って、俺はデカい声で息を呑んだ。だって、ダサい感じのギャングっぽい奴らが、俺らのとこに向かって走ってきてるんだもん。まだ1マイルくらい離れてるけど、マジで足速いな。1年生の時の体育の授業で、あいつらのスタミナがあればよかったのに。でも、俺、体育嫌いだし。
マジかよ!
俺はすぐにリード・ラングストンの腕を掴んで、あいつが「車」って呼んでるイケてる車の方に走り出した。リードも俺の後ろを走ってる。車のドアを開けようとしたとき、あいつの夢に出てくるような車が、幼稚園児に落書きされたような、マジでダサいファミリーカーみたいになってるのを見た。
マジかよ、マジかよ!
ランボルギーニ、マジで…ランボルギーニが…落書きだらけ!赤、黄色、緑、青、虹色全部!落書きされてるんだよ!
なんでこんなことできるんだよ?ランボルギーニなのに?盗めばいいのに、壊すとかやめてくれよ!っていうか、今考えたら、盗めばよかったじゃん!
なんでこんなことになったんだ?
どうやったらこんなことになっちゃうんだ?
自分へのメモ:他の人に壊される前に、イケてる車を盗む。
「クソったれ!」ってリード・ラングストンが唸ってから、「アナコンダ」って叫んだ。まるで、フィニアスとファーブでキャンディスがフィニアスの名前を叫ぶみたいに。
俺は目を細めて、笑いを堪えた。だって、「アナコンダ♥」ってデカく書かれてるのを見たんだもん、後ろの窓にハートマーク付きで。
マジかよ?アナコンダって誰?って、俺は思ったことを口に出した。「待って、アナコンダって誰?」
「さっきのバカ!」
あー、そうだった。負け犬のイカサマ野郎。
また叫び声が聞こえた。「あいつを捕まえろ!」
リード・ラングストンはあいつらに走り出そうとしたけど、俺は腕を掴んで首を振った。「15人以上いるんだよ、俺ら2人しかいないのに…待って、俺、ケンカの仕方知らないや」ってリードの方見て、咳払いして言った。「言い直すと、15人いて、お前一人。正面からケンカするのは賢くないよ、マジで」
リードは唇を尖らせて、俺を引っ張って、どこかに行った。