第25章 エクストラチャプター (2)
高校卒業から一年後。
〜-〜
「リィィィィド・ラングストーン!」テレビの上に置いてある、古着のズボンを掴みながら、叫んだ。
リバプールのアパートに引っ越してきて、もう一年くらい経ったんだよね。あいつ、つまりリード・ラングストーンが怠け者だから、私が家事全部やってるのも、もう一年。そして、部屋中に散らばったリード・ラングストーンの洗濯物を片付けてるのも、もう一年!
あいつのイケメンな顔がドアからひょこっと出てきて、ニヤリと笑った。「なんだい、ベイブ?」
私は怒って言った。「ベイブだのなんだのって、やめてよね!」あいつの前に立って、ドアを開けて、固い胸をツンツンしながら、「お前のズボン、テレビの上にあるんだけど!」
あいつはムスッとして、「まじかよー」って髪をセットして、「もうしないよ。最後だって、約束する」
私はニコニコしながら言った。「最後?」
あいつは頷いた。「うん、最後」
「『最後』の話がしたいってわけ?」
あいつの笑顔が消え、「え、何?」
私はあいつの耳を引っ張って、「それ、前も言ってたよね!その前の『最後』も、そのまた前の『最後』も、全部の『最後』で言ってたことだよ!」
あいつは「痛いよー」って言いながら耳をさすって、「クロエ、まるでオレのママみたい!やめてくれよ!」
マジかよ、それ言っちゃう?