第8章 友好的な夕食
ブラックホール。
本からニュースまで、一度入ったら二度と出られないって言われてるよね。
ただひたすら前に進むしかないって。
中に入ったままだと最悪じゃん。
でも、今の私の状況からすると、その特定の穴にずっと入っていたいくらい。
私の家族とリード・ラングストンの家族は、素敵で穏やかで、面白いディナーをしてたんだ。昔からの友達がまた集まるって、人生で最高の出来事の一つだよね。すごく楽しくて、私も大好きだった。
…リード・ラングストンが、余計な一言を言わなければ、こんなことにはならなかったのに。
「なんで言わなかったのよ!」お母さんがテーブルの向こうから叫んだ。「私の娘が親友と付き合ってるなんて!」
別に私が言ったわけじゃないし。っていうか、なんで私が言うの? でもどうやら、こいつ、リード・ラングストンは口を閉じておくことができなくて、すぐに両親に嘘だってばらしやがった。
私たちが付き合ってるって。
マジでキモ。
リード・ラングストンはニヤリとして、私はただ目を丸くした。「マ、私たちは付き合ってないし、絶対に親友にはなれないって。」
「もちろんよね!ただ一緒にいるだけよ!」リード・ラングストンのママ、シルビアがニヤリとして、手を叩いて私のお母さんの方に向き直った。「正反対の人同士は惹かれ合うものよ!」
それから、私がビルから飛び降りたくなるようなことを言った。
「結婚式はアクアカラーにするって言ったでしょ!!」
え、私たちが付き合う前から、もう結婚の計画立ててたってこと?
付き合ってまだ1週間も経ってないのに!
っていうか、現実では付き合ってもないし!
「キャー!ベビー用品買おう!」それもあって、リード・ラングストンはニヤリ。
クソ野郎。
「なし、ってことで?」私は嫌味っぽく言った。「マ、私たちはただ付き合ってるだけし。結婚とかしないから!ただの遊びだよ」嘘。
「ああ、つまり体の関係ありの友達ってこと?」タンおじさんが口を出した。お父さんはリード・ラングストンに何かを悟ったような顔をして頷いた。
は?
リード・ラングストンはニヤニヤして、笑いを堪えてる。
「タン!」
「心配しないで、みんなそういう時期は経験してるから。」シルビアはタンおじさんにウィンクした。
うわぁ。
もう、リード・ラングストンは笑いが止まらなくて、涙が頬を伝ってる。
私、今すぐ死ねないかな?