第32章 エクストラチャプター (9)
「うん、マ、もうすぐ片付け終わるよ」 私は階下から箱を持ってきた。
「チャーリーは起きてる?」
「ううん、マ、まだ」
「そう」
「うん」 私は箱のテープにカッターで切り込みを入れた。
「じゃあ、もう行かなきゃ、バイバイ、ダーリン。リードによろしくね」
「わかった、マ、バイバイ」 私は電話を切る前に小声で言った。
私、リード、そしてチャーリーは、害虫が古い家に侵入してきたときに新しい家に引っ越した。厳密に言うと、私たちはここに永遠にいるわけではないけど、たぶん数週間くらいかな。駆除業者がどれくらい働くかによるけど。
箱を開けて、私は羽がついたプラスチックを見て顔をしかめた。
「ラングストン!」 私は怒って叫んだ。 すぐに、リードが家の中に駆け込んできて、「どうした、ハニー?」と尋ねた。
「『どうした、ハニー?』じゃないわよ! なんであなたのニワトリの着ぐるみがここにあるの?」
「だって、俺が詰めたんだもん」
は?
「マジで?」 私は尋ねた。「駆除業者は、屋根裏部屋のものなんか詰めないでって言ってたのに! 私たちの部屋のものだけしか詰められないんだよ!」
「あのね…」 彼は気まずそうにつぶやいた。「着ぐるみをベッドの下に隠したかもしれない」
はあ?!
「ラングストン」 私は吐き捨てるように言った。「一体全体、何て言ったのよ?!」
「なんか…」
「なんでそんなことしたの?!」
「着てみてさ、昔みたいに同じ体重か試したんだよ」
「あんた17だったじゃん!」
「そうだよ」
「でも待って」 私は一瞬止まった。「なんでベッドの下に?」
「毎週、着てみたかもしれない」
ああ、リード。 あんたの変なニワトリの着ぐるみ依存症。