CHAPTER 25
ミゲルのPOV
あくびして目が覚めたら、視線はすぐに壁掛け時計にいった。
「午後6時45分」
うわ…時間経ちすぎ。めっちゃ寝ちゃった。
夕食の準備しなきゃ。
ベッドから起き上がって、フルールの部屋に向かった。
部屋のドアを開けて、中を覗いた。
フルールとエルバ、二人ともベッドでぐっすり寝てる。
中に入って、ベッドに近づいた。
フルールの頬にキスして、彼女の寝顔を見て笑った。
うちのシスターは世界で一番。頬をつねって、いつものように逃げ出したくなるのを我慢したけど、彼女は気持ちよさそうに寝てるみたいだし、白馬の王子様の夢でも見てるのかな、いつも夢で会うって言ってた人。
フルールと結婚するやつは、世界で一番ラッキーなやつだ…彼女は俺のすべて…みたいな…俺の持ってるすべてだし、いつも彼女を守ると約束する。
でも、時々めっちゃ頑固なんだよな…彼女の鼻を強くつねってやりたいって思った。
彼女はうなって寝返りしたけど、起きなかった…その時、視線はエルバの寝顔にいった。
くそっ。
またあの変な感じがする、エルバの近くにいると心臓のドキドキが止まらないし、もう彼女から目を離すこともできない…日に日に綺麗になっていく。
彼女を口説こうとしてるやつがいっぱいいるって知って嫉妬の波が押し寄せてきて、一人ずつ殴り飛ばしてやりたいって思ったけど…
無理だ。
なんでそんなことしなきゃいけないんだ?
視線は彼女の唇に…ああ、やばい。
いつものように濡れてて、ピンクで柔らかそうで、キスしたくなっちゃった。
「ごめん、我慢できなかった」って囁いて、彼女の唇に自分の唇を重ねて…神様、最高だった…
しばらくして、ビクッて起き上がった。
俺、どうしちゃったんだ?
まあ…エルバの唇以外に何があるんだよ。
背筋を伸ばして、二人の眠れる美女を見た。
フルールの顔を見てちょっと笑った…寝ながら誰かと喧嘩してるみたい。
「夕食の準備始めよ」って言って、部屋を出て、キッチンに向かった。
スープ作ろっと。
エプロンを取りながらそう言った。
手を洗って拭いてから、材料と調理器具を取り出して、キッチンキャビネットに置いた。冷蔵庫に行って、人参、トマト、野菜を取り出した。
他の材料と一緒にキッチンキャビネットに置いた。
人参から始めて、皮むき器で外側を剥いて、洗ってまな板に置いて、器用に切り始めた。
野菜も同じようにした。
全部切り終わって、大きいボウルに入れた。
ガスに火をつけて、綺麗な鍋を置いて、料理を始めた。
夕食できた。
スープを四つの皿に盛り付けて、大きいお盆に載せて、ダイニングルームに向かった。
テーブルの周りにスープの皿を置いてから、中華風のライスを取りに行った。また四つの皿に盛り付けて、ダイニングルームに運んだ。
食事をテーブルに並べて、キッチンに戻り、エプロンを外して、夕食に呼ぶことにした。
フルールの部屋に入ると、驚いたことにまだ寝てた。
「フルール、エルバ」って声をかけて、軽く叩いた。
二人は目を開けて、ベッドに座った。
「二人とも睡眠薬でも飲んだの?」って聞いた。
「ううん、兄ちゃん、疲れてただけ」
「オッケー、夕食できたよ」って言った。
「え!」フルールが驚いた。
「夕食?」エルバも驚いた顔。
「うん」
「うわ、めっちゃ寝ちゃったね」ってフルールが言った。
「そりゃそうだろ、もう7時15分だぞ」って言った。
「うん、すぐダイニング行くね」ってフルールが言った。
俺は部屋を出て、デイジーのドアをノックした。
「デイジー」って呼んだ。
「入って、ミゲル」って言われて入ると、彼女はベッドに座ってiPodを持ってる。
「夕食できたよ」って言った。
「あー、はい、すぐ行きます」って言って、俺は頷いて出て行った。
*
フルールとエルバはもうダイニングに座って、俺を待ってる。
俺も加わって、座ってため息をついた。
「オッケー…食べ始めよっか」ってフルールが言った。
「うーん…デイジーも待つべきじゃない?」って言った。
「そうだね、そうは思わないけど」ってフルールはスプーンを取って、食べ始めようとした。
「フルール」って注意すると、彼女は俺を見て、スプーンを置いた。
「なんで彼女も一緒に食べなきゃいけないの」って声がして、振り返るとデイジーだった。彼女は黒い短パンに白いタンクトップ、iPodを手にしてた。
「誰?」って聞いた。
「エルバに決まってるじゃん、なんで一緒に食べなきゃいけないの」ってデイジーは繰り返して、俺の隣の席に座った。
「デイジー、なんか病気みたいだね、一緒に食べなくていいやつがいるとしたら、それはあんたでしょ」ってフルールが言った。
「どうでもいいわ」ってデイジーは鼻で笑って、エルバを睨んだ。
食べ始めた。
「美味しい」ってエルバが言って、俺は笑った。
「ありがとう、エルバ」
「今度、教えてね」って彼女が言った。
「もちろん、今病院で働いてるからって、俺の弟子じゃなくなるわけじゃないよ」って言って、二人で笑った。
「エルバ、食事中に話さないでよね、特に周りの人も食べてる時に、あんたの気持ち悪いツバが他の人の食事に飛び散るかもしれないから」ってデイジーが言った。
「デイジー、そんなひどい言い方やめて」ってフルールが言った。
「わかったデイジー、ごめんなさい。静かにするようにします」ってエルバが言って、俺は驚いて眉を上げた。
「エルバ、どうしたの?…彼女が望むように、やり返せばいいのに」ってフルールが言った。
「大丈夫、フルール、気にしないで」ってエルバは笑顔で落ち着いて言って、みんな食事を再開した。
優しいエルバ。
*
デイジーは食べ終わるとすぐに部屋に帰った。
デイジーのPOV
部屋に入ってベッドに座った。
エルバの顔がまた見覚えがある、午後に忘れようとしてたのに、ただ知ってる人に似てるだけって思ってたんだけど。
彼女のこと知ってるかな?…って必死に思い出そうとしたけど、何も出てこない。
たぶん、ただ知ってる人に似てるだけなんだろう。
ここでの私の最初の任務は、この家の秘密の地下通路にある金を手に入れること。
フルールやミゲルが地下通路のことなんて知らないだろうし、そこにある金のことも知らないだろうし。
私はボスに送られてきた…うん。
数年前、ミゲルを離れてから、私はある危険なカルトに入った。「秘密の財産ハンター」っていう。私たちは7人。女3人と男4人、ボスも含めて。
私のセレブの友達が勧めてくれて、歌ってモデルをしてて、私はそれが気に入ってる。
カルトに入ったことを少しも後悔してない。
私たちは財産を求めて、邪魔者を殺す。この家の秘密の地下通路のことや、そこにある金のことをボスがどうやって知ったのかわからない。
ミゲルとフルールに近かったから、ボスに送られたの、どこでも出入りさせてくれるから任務がやりやすくなるってボスが言ってた。
だから、この家に入るために、私が持ってる治療薬があるって嘘をつくこと以外考えられなかった。
全部の情報をiPodに入れてて、秘密の通路がどこにあるかもうわかってる。家で一人になれる時間さえあればいいんだけど
一週間以内に任務を完了するように言われたけど、一週間もかからないと思う。任務を遂行する前に、家で一人になるのを待つだけ。金持ちになるのが待ちきれない。
金を手に入れたらすぐに逃げるつもりだけど、その間にエルバには地獄を見せてやる。
彼女は私をイライラさせる。
それはさておき…金は高いって知ってるから、早く金持ちになりたいんだ。
「金持ち…来たぞ」って興奮して言って、ベッドに横になった。
iPodのロックを解除して、ボスとチャットを始めた…何が起こってるか報告してる。
夢の中で寝落ちして、もちろんお金持ちになる夢を見てた。
ステプシー❣️
続く