CHAPTER 49
次の日
エルバの視点
ミゲルの隣にベッドに座った。もう点滴はしてないよ。
朝ごはんを家で用意して帰ってきたら、ベッドで起きてたんだ。
「ドク・ステフはもうすぐ退院できるって言ってたよ」って言った。
「マジ?」
「うん」
「やったー、やっとだ。家に帰るのが待ちきれない…で…?」
「何?」って聞いた。
「昨日、誰かと喧嘩してたんでしょ」って言った。
「うん、あれはミランダ、いつも私のシフトを変わってくれる人で、彼女が子供たちを飢えさせてるってわかって、文句言ったらビンタされて、私もやり返したの」って説明した。
ミゲルは突然吹き出して笑い出して、私も笑った。
「何が面白いんだよ?」って聞いた。
「別に」って彼は言った。
「ねえ、教えてよ!」って言ったら、ドアが開く音が聞こえた。
フルールが入ってきて、疲れ切った顔してた。
「デイジーはどう?」ってミゲルと私が一緒に聞いた。
フルールは、デイジーが血まみれで病院に運ばれてきて、昨日から看病してるって言ってたんだ。
「何とか…今はね。でも酸素吸入してて、本当に助かってほしい」ってフルールは悲しそうに言った。
「原因は何?」ってミゲルが心配そうに聞いた。
「彼女は警察官から銃を奪って、自分で腹に2発撃ったんだ」
「ええっ!」って私たちは叫んだ。
「うん…本当に助かってほしいよ。だって弾の一つが腎臓に当たっちゃったんだ」ってフルールは悲しそうに首を振った。
え…!
「オーマイゴッド!」ミゲルはもっと心配そうな顔で叫んだ。
「今、彼女に会いに行ける?」って私が聞いた。
「ううん、後で行こう。今は休ませてあげないと」ってフルールは言った。
「なんでそんなことしたんだよ?」ってミゲルが言って、彼がすごく心配してるのがわかった。
「多分、ミゲルを撃ったことで罪悪感を感じて、それで同じように自分もそうしたんだと思う」って私が悲しそうに提案した。
デイジーのこと、本当に気の毒に思った。彼女がどんなことをしても、私は彼女の死を願わないし、これからも決して願わない。
本当に助かってほしい。
「そんなことするべきじゃなかったのに」ってミゲルが言った。
「まあ…彼女が助かることを願おう。それに、私、お腹すいた」ってフルールが言って、彼女にサンドイッチとコーヒーを渡すと、彼女はありがとうって言って食始めた。
「子供たちの様子を見てくるね」って言って立ち上がった。
「わかった」
〜
入っていくと、みんなベッドの上で静かに遊んでた。
私を見て笑って、私に駆け寄ってきた。
「エルバ!」って呼んだ。
「みんな元気?」って私が聞いた。
「元気だよ、エルバ」って合唱した。
「朝ごはん食べた?」
「うん、エルバ…クックがみんなに作ってくれたんだ」ってダニエルが流暢に言って、私は笑った。
この小さな男の子、本当に大好き。
「よし…様子を見に来ただけだから、もっと一緒にいる?」って聞いたら、答えはわかってる。
「うんうんうんうん」って合唱したから、笑って
「じゃあ座ろうかな」って言って椅子に座ると、みんなも急いでベッドに座って静かになった。
「エルバ、もう長いことお話してないね。今、話してくれる?お願い」ってミッチが懇願して、他の子も一緒になった。
「わかった…わかった…いいよ。でね、何だと思う?…面白いお話があるんだ」って言った。
「やったー!」って嬉しそうにベッドでくつろぐ体勢になった。
笑って話し始めた。
デイジーの視点
目が開き、痛みの中でゆっくりとあたりを見回した。鼻と口のところに熱さを感じた。
苦労して見下ろすと、鼻に酸素マスクがしっかりつけられているのが見えた。驚いて瞬きした。
目がはっきりしてきて、あたりを見回すと、病院のベッドに寝ているのがわかった。
目をぎゅっと閉じて、どうしてこんなことになったのかを思い出そうとして…
すべてが私に押し寄せてきた。
全部思い出した。警察官に水入りのコップを持ってきてくれって頼んで、その隙に彼の銃を奪って、考え直す前に自分の腹に2発撃ったんだ。
くそ。
それでここにいるんだ。病院から逃げようと思ってたけど、今感じてる激痛じゃ、一歩も動けない。
すごく弱ってて、動けない。できるのは、目を動かすことだけ。
突然、病室のドアが開く音が聞こえて、嫌な予感がした。
誰が入ってきたのかわからなかった。動けないし、体を起こすこともできないから。
サーシャとライアンを見て、私はショックで目を見開いた。
いいことのために来たんじゃない気がする…
「一体、誰があいつを中に通したんだ?」って怖くなって考えた。
「やあ、デイジー」って彼女は言ったけど、返事ができなかった。口も鼻も酸素マスクで覆われてるから。
「この小娘が」って言って彼女は私を叩いた。
「ボスはお前に任務を任せたのに、台無しにしやがった。あの金塊でどれだけ儲けられたか…お前は、なんかハンサムな男に恋して騙されたんだから」ってサーシャは低い声で叫んだ。
彼女は、誰もここで何かが起こってるって疑わないようにしたかったんだ。つまり、彼女はいいことのために来たんじゃないってこと。
唇が震えて、話そうとした。
「ごめん、ボスから命令されてお前を殺さないといけないの」って彼女は言ったから、涙が頬を伝った。
「ああ、神様、私の罪をすべてお許しください」って心の中で言ったとき、彼女がカーキ色のズボンからサイレンサーを取り出した。
目をぎゅっと閉じて、突然、彼女が酸素マスクを外したのを感じた。
息苦しくて、激しく呼吸をした。
「安らかに眠れ」って彼女は言って、2発の弾丸が私の胸に突き刺さった。
二人は急いで出て行った。
体が震えて、弾丸の痛みが心臓の奥深くまで広がった。
悲鳴を上げそうになって、うめき声をあげた。
血が噴き出して、すぐにベッドシーツを濡らした。
体が熱くて痺れて、涙の中で笑った。
もう助からないってわかった。
本当に自分の罪の報いを受けてるんだ。
今感じてる痛みは当然だ。
医者が二人、ショックを受けたように駆け込んできた。
「何が…」
治療を始めようとしていたけど、私は止めた。
「お願-い、フ-ル-ル、ミ-ゲ-ル、エ-ル-バを呼-ん-で」って震えながら言った。
一人が駆け出して、3人を連れて戻ってきた。
みんな私に駆け寄り、私を哀れんで見ていた。
ミゲルは私の手を握って、私の隣にひざまずいて、彼の目はすでに涙で濡れているのがわかる。
エルバとフルールを見ると、二人は大声で泣き始めていた。
感動した。私がこんなにひどいことをしてきたのに、私のため泣いてくれるなんて信じられなかった。
もうすべてを正したかったけど、もうチャンスはない。チャンスがあった時にやらなかった。
もう…これ以上の痛みには耐えられない。みんなに許しを請い、エルバに彼女が本当に何者なのかを話さないと。このままでは絶対助からないから。
「ミ-ゲ-ル、フ-ル-ル、エ-ル-バ、ごめ-んね。みんなを傷つけ-てし-ま-っ-て…許-し-て」って弱々しく言うと、生きている力が徐々に私から抜け出していくのを感じた。
「デイジー、もうずっと前に許してるよ。お願いだから生きてて」ってミゲルは涙をこらえながら言った。
デイジーをずっとゴミみたいに扱ってたのに…
「デイジー、私も許すよ。頑張って」ってエルバは涙を拭った。
「デイジー、私も許すし、みんなあなたを愛してる」ってフルールは大声で泣いた。
もう助からないってわかってるんだ。
私は彼らに手を近づけるように合図すると、彼らはそうした。
私は涙を流しながら、彼らの手を握った。
「あ-り-が-と…こ-ん-な…こ-と-に…な-っ-て…ご-め-ん-ね」って私はつぶやくと、みんなうなずいた。
誰も涙なしには何も言えなかった。
「泣-か-な-い-で。わ-た-し-は…あ-な-た-た-ち-の…涙-の…価-値-が-あ-る-わ-け-じ-ゃ…な-い-の」って苦労しながらつぶやき、彼らの手を強く握った。
エルバに彼女自身について話さないと。
「エ-ル-バ」ってゆっくり呼んだ。
「ん?」って頬を涙で濡らしながら彼女は聞いた。
「あ-な-た…は…あ-な-た…は…ヴィ-ン…ヴィ…」って言ってみたけど、言い切ることができなかった…
喉が詰まって、口が痺れた。
もう限界…もう何も言えないし、何もできない。
息を切らして…
ついに命が私から滑り落ちていくのを感じて、笑った。
目が閉じた…そして、それが終わりだとわかった。
「デイジー!」って、かすかにみんなの悲鳴が聞こえて、それ以上何も聞こえなくなった。
スタプシー❣️
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続く