CHAPTER 42
エルバの視点
家に帰って、リビングに入った。
ミゲルとデイジーがソファーに座ってた。
「やあ、ミゲル」
「おかえり…仕事はどうだった?」って彼が聞いた。
「最高」
「お前のランチはキッチンにあるよ」って言って、俺らは部屋に行って身支度を整えることにした。
俺はドアの鍵を外して、部屋に入った。
靴を脱いで、バッグをベッドに置いて、ワードローブに向かった。
開けて、服をチェックした。
最終的に、黒のオフショルダーのトップスとブルージーンズにした。
身支度を終えて、選んだ服を着て、バスルームから出て、ビーチサンダルを履いてキッチンに向かった。
フルールが、湯気の立つピザロールを二つの皿に盛ってた。
「うわー、ミゲルが作ったの?」って俺は驚いて聞いた。
「うん…ミゲルが作れないものはないと思うわ。うちのママはシェフだったし、彼はいつもママと一緒にいたから」ってフルールが言った。
「へー…香りだけで食欲がわいてくる」って俺は言った。
フルールは微笑んで、二つのグラスと、二本のボトルウォーターを取った。
俺はピザロールが乗ったお皿をトレイに置いて、ダイニングに運んだ。
フルールは水を持って後ろからついてきた。
俺らは座って食べ始めた。
おいしくて、夢中で食べた。
ミゲルがニヤニヤしながらダイニングに現れた。
「お前らの顔を見ると、ピザロールを楽しんでるのがわかるよ」って面白い顔をして言って、俺らはクスクス笑った。
彼は俺の隣に座って、二回瞬きした。
やられた。
「ミゲル、夕食も作ってくれるの?」ってフルールが聞いた。
「ああ」
「デイジーの分に、睡眠薬を入れとくわね。そうすれば寝てくれるから」ってフルールはささやいた。
「わかった…彼女に何かあったりしないよね?」って彼が聞いた。
「大丈夫よ」ってフルールが答えた。
「よし…お前らは食事を楽しんでるんだろ?」って彼が聞いた。
「もちろんよ。そして、この作り方を教えてくれるんでしょ?」って俺は言った。
「もちろんさ…疲れたから、昼寝する」って言って、彼は立ち上がった。
〜
食べ終わって、俺はフルールに皿洗いをするって言った。彼女は自分の部屋に行って昼寝することにした。
俺はキッチンのシンクで皿を洗い始めた。
後ろで何かの動きが聞こえて振り返ると、デイジーがニヤリとしてキッチンに入ってきた。
泡だらけの手をすすいで、彼女に向き合った。
「あんた」って彼女は俺を指さした。
「うん?」って俺は聞いた。
「あんたは、ミゲルが私を優先したから、ヤキモチ妬いてるんでしょ?」って彼女が聞いて、俺は内心笑った。
「明日出ていくけど、ミゲルにもあんたに出て行ってもらうようにするから」って彼女は言った。
「へー…」って俺は肩をすくめた。
「うん…それで聞きたいんだけど、どうやってこの家に入ったの?」って彼女が聞いた。
「そんなこと答える必要はないわ」って俺は言った。
「そんなことないのはわかってるけど、ただ知りたいだけなの」って彼女は言った。
「言えないわ」って俺は言った。
「わかった…でも、自分が誰だか知ってる?」って彼女が聞いた。
「私が誰かって?…もちろん、私はエルバよ」って俺が言うと、彼女は笑い出した。
「あんたがエルバ?…誰を騙してるの?」って彼女が聞いた。
「騙すって?どういうこと?」って俺が聞くと、困惑した顔が彼女の顔に浮かんだ。
「あんた、ヴィ…」って彼女は言いかけたけど、止まった。
「ヴィ…何?」って俺は聞いた。
「あー…気にしないで」って言って、彼女は去っていった。
「何の話をしてるんだろう…おかしくなっちゃったのかな?」って俺は思って、洗うのを再開した。
*
洗い終わって、皿を水切りカゴに置いた。
手を拭いて、ビスケットのパックとコップ一杯の水を持って、図書館に向かった。
図書館に入って、ビスケットと水を机に置いて、読む小説を探した。
エマ・ダーシーの『億万長者のスキャンダラスな結婚』っていうロマンス小説を選んだ。
机に向かって椅子に座って、小説を開いた。
###章1に感動して、読み続けた。
デイジーの視点
「どうしたの?」
まさか、何も覚えてないとか?
それとも、億万長者が田舎で何をしてるっていうんだ?彼女の父親はメキシコで最も裕福な人達の一人なんだ…彼はヴィニーみたいに寛大で、彼女の死亡宣告からまだ立ち直ってない。
友達が彼女を始末したって言ったのに…
みんな、彼女が誘拐されて殺されたって信じてる。
ヴィニー・ウィンターズと友達のサーシャ・リーは、メキシコでモデル兼ミュージシャンなの。
ヴィニーは、彼女の寛大な行動で人々に愛されてる。彼女の声は天使のようで、美しく歌い、彼女のコンサートには影響力のある人々が出席してる。
サーシャは、ヴィニーが彼女の栄光を奪ってるって言ってて、俺は彼女を始末するのを応援したんだ。
どうして彼女はまだ生きてるんだ?
マジで急がないと。ヴィニーがメキシコに戻ったら、サーシャの栄光は終わる。
ヴィニーは本当に強い精神力を持ってる…クソッ。
あー…俺が自分で殺せないかな。
エルバの視点
肩を軽く叩かれて、目を開けた。
あくびをして、頭が机の上にあることに気づいた。
仕事中かな…と思って、頭を上げた。
あー…図書館だ、小説を読んでて寝ちゃったんだ。
「エルバ」って聞こえて、ビクッとした。振り向くと、後ろにミゲルがいた。
「ご飯できたぞ…家じゅう探してたんだ」って彼が言った。
「あー…ご飯?」って俺は聞いた。
「うん」
「うわ…ずいぶん寝ちゃったみたい」って俺は言って立ち上がった。
ミゲルは、ビスケットの空き皿とコップを拾った。
ダイニングに行くと、湯気の立つパスタと自家製チキンを見て、よだれが出そうになった。
急いで座った…ミゲルも。
食べ始めると、うわー、最高に美味しかった…
デイジーがあくびをしたので、そっちを見た。
「クソッ…眠くなってきた…おやすみミゲル」って彼女は部屋にふらふら歩いて行った。
「イェーイ!」ってフルールが俺とミゲルにハイタッチした。
「さあ、急いで夕食を食べましょう」って彼女が言った。
食べ終わって、空の皿をキッチンに運んでから、デイジーの部屋に向かった。
入ると、彼女がベッドで寝てて、iPodが横にあった。
ミゲルは、ロック解除ピンを書いた紙を取り出して、フルールがデイジーのiPodを拾い、開いてピンを押し始めた…
「うわ…よくやったわね、ってことは、これがみんなの計画だったんだ…私を騙すなんて、よくも!」ってデイジーが突然言って、ベッドに座った。
俺らはビクッとして、iPodがフルールの手から落ちて、みんなそこに立って震えてた。
くそっ…!
Stapsy ❣️
続く