第7章
エルバの視点
「やば、エララがニッキーをボコってる!」って読んでる小説のこと言って笑っちゃった。
「マジ、ニッキーってマジウケる」ってミゲルが言った。
マジでオシッコ行きたかったんだけど、どうやってミゲルに言えばいいか分かんないんだよね。自分で歩けないし、迷惑かけたくないし、もうしょうがないじゃん。
ゴホンって咳払いした。
「あのー…ミゲル、トイレまで支えてくれない?マジでオシッコしたいんだけど」ってつぶやいた。
「おー…わかった」って彼が言った。
「ごめんね、迷惑かけて」って言った。
「全然迷惑じゃないよ?…」って言ってソファーから立ち上がって、私を抱きかかえようとした。
「支えてもらえれば、歩けるよ」って言った。本当は抱っこしてほしいんだけど。
「おー…マジ?本当にトイレまで歩ける?マジでオシッコしたいんだし、足引きずってたら時間かかるから、可愛いショートパンツにお漏らしすることになるぞ」って冗談言って、二人で笑った。
結局、彼は私を抱き上げてトイレに連れてってくれた…
あー…ずっと彼の腕の中にいたい。
「終わったら呼んでくれ。ドアのところにいるから」ってトイレに降ろしてくれた後に言った。
「ありがとう、ミゲル」って言って、彼は出て行ってドアを閉めた。
ショートパンツをずらして、綺麗に掃除された便座にお尻を乗せた。
オシッコが終わって、蛇口をひねって流した。その後、洗面台まで足を引きずった。
手を洗いながら、窓の外を見ると、もうすぐ暗くなるのが見えた。
終わってからミゲルを呼んだら、彼は入ってきて、また私を抱き上げた…
うーん…
彼は私をソファーに降ろして、隣に座った。
「ありがとう、ミゲル」って言うと、彼は頷いた。
「もうすぐ暗くなるって信じられない」って言った。
「マジ、何かに夢中になると、時間の流れを忘れちゃうよね」って彼が言った。
「ねー、私たちが夢中になってるのって何?」って皮肉っぽく聞いた。
「小説」って二人で言って笑った。
「でもさ、ミゲル、この小説、思ってた以上に面白いんだよね」って言った。
「マジで、俺のベスト小説だし、まだ楽しむとこまでいってないじゃん。復讐のシーンまで行ったら、マジでヤバいから」って彼が言った。
「本当に?」って期待して聞いた。
「もちろん」
「楽しみー!」って言って、手に取って、止まってたとこから読み始めた。
***
「ただいまー!」って声が聞こえて、顔を上げた。
フルールが、買い物袋を二つもってこっちに来るのを見て、笑顔になった。
私が買ったものじゃないといいんだけど…もう私に色々使ってくれてるし。
「おかえり、フルール」って言った。
「おかえり、シス」ってミゲルが言った。
「二人ともありがと。エルバ、調子どう?」って彼女が聞いた。
「ずっと良くなったよ、ありがとう」って言った。
「今日は仕事どうだった?」
「マジで疲れた」って言って、近くのソファーに座った…「マジでお腹すいたし」って付け加えた。
「ごめんね」ってつぶやいた。
「ありがとう、エルバ」って言って、顔から髪をかきあげた。
「ミートローフ残しといたから、レンジで温めて食べて」ってミゲルが言った。
「あー…ミゲル、マジで疲れてるから、やってくれない?」ってフルールが、両手を合わせて懇願してる。そして、ミゲルの顔にシワが寄るのを見ながら、ゆっくりと擦った。
心の中でクスクス笑った…
「お願い、兄貴」ってフルールが言った。
「わかったよ…わかった、お前、そういうの得意だよな」ってちょっと呆れて、立ち上がってキッチンに行った。
「あいしてる、兄貴ー!」ってフルールが叫んで笑った。
「俺もだよ、シス」ってミゲルがキッチンから叫んだ。
「エルバ、いくつか日用品買ったの。ボディタオル、ボディローション、ヘアローション、パジャマと服とか、色々」ってフルールが言った。
「フルール、マジでありがとう。でも、そんなにたくさん…絶対、高くついたでしょ」って言った。
「大丈夫」って笑顔で言った。
「フルール、本当にありがとう」って言った。
「部屋に片付けてあげる」って言って、買い物袋を引っ張って立ち上がった。
「ありがとう」って、こんなに優しい人が周りにいて、感謝の気持ちでいっぱいになった。
フルールはリビングに戻ってきて、今度は大きなポロシャツとウサギの靴を履いた、楽そうなショートパンツ姿だった。
ソファーに座った。
「ミートローフ、温まってる?」って大声で聞いた。
「できたよ、盛り付けてるとこ」ってミゲルが言った。
「オッケー」
「エルバ、頭と足首以外で痛いとこある?」ってフルールが聞いた。
「ないよ、フルール」って言った。
「はい、どうぞ」って言って、ミゲルがミートローフと水を入れたグラスをフルールに渡した。
「ありがとう、兄貴」フルールが受け取って、ものすごい勢いで食べ始めた。
あー…マジでお腹すいてたんだな。
「俺、キッチンに戻って夕食作るわ」ってミゲルが言った。
「オッケー、あんたが一番だよ!」ってフルールは口いっぱいに入れながら言った。
「いつも聞いてるだろうけど、お前は世界で一番の妹だよ」ってミゲルが言った。
彼は少し笑って、キッチンに戻って行った。フルールはニヤリとした。
ジェラシーを感じた…私の家族もこんなに優しいのかな?
私、兄弟いるのかな?って思い出そうと必死になってたら、頭に激痛が走った。
「痛い!」って叫んだ。
「大丈夫?」ってフルールが心配して聞いてきて、私は頷いた。
「うん、頭に激痛が走っただけ」って言った。
「何かを無理に思い出そうとしたんでしょ?」ってフルールが聞いてきて、私は驚いて彼女を見た。
ゆっくり頷いた。
「でも、やめろって言ったのに、それは健康に悪影響があるし、記憶喪失を長引かせるかもしれないって」って彼女が言った。
「ごめん、どうしても我慢できなかった」って言った。
「謝らないでいいんだよ、全然大丈夫」って彼女が言って、私は頷いた…
夕食ができるまで、仕事の話で気を紛らわせてくれた!
**
スパイシーな夕食をみんなで食べた。ミゲルも料理上手なんだよね。
おやすみの挨拶をして、ミゲルは私を部屋まで運んでくれた。ベッドに降ろして、出て行こうとした。
「マジでありがとう、ミゲル」って言った…
彼は笑って、ドアを閉めて出て行った。
フルールが買ってくれたものがソファーにあるのを見て、もっとニヤニヤした。
「パジャマ着てみよっかな」って思って、ベッドからゆっくりと足を引きずってソファーに向かった…
買い物袋の中身をソファーに全部出して、笑顔になった…全部すごく綺麗でカラフルなんだもん。
フルールは本当に一番いいものを選んでくれる。
クローゼットに何とかしまって、ピンクのパジャマだけ残した。
服を脱いで、すぐにパジャマを着た。
うわー、最高。
ベッドに足を引きずって戻って、ずっと笑顔だった…パジャマはすごく柔らかくて、肌に気持ちいい…
毛布の下に潜り込んで、快適に横になって、ベッドサイドランプをつけた。
大きくあくびをして、眠りに落ちた。