新しい目的地
ボクは、ボクらが泊まってた古い家を出るってことにワクワクしてる3人を見て、軽くため息をついた。ベールの隣に立ってる女の人を見てね。
「マジで背中痛いんだけど」ってベールが苦しそうに文句言ってる。「象が3頭、オレの後ろを走ってるみたい」ってイライラした感じで言って、仲間のことを見た。「お前らは?」って2人に聞いた。
「俺は全然。どこも痛くないよ」ってパヴェルが言った。
「首の後ろが痛い」ってシンラドが文句言ってて、シンラドの腕が男の人に回されてるのを見て、内心笑っちゃったよ。
「はー、マジうぜぇ」って彼は首を抑えながら言った。
ボクは彼らの横を通り過ぎたから、彼らはボクのことを見た。3人の隣にいるザ・ソウルズを見て、消えるようにさせた。
「行こう」ってボクが言って、彼らから背を向けた。ちょうど背を向けたときに、昨日の夜話してたザ・ボーイが現れたんだ。彼が言ってたことがまた頭に蘇ってきた。ボクのこと、信用してるって。
「おはよう、もう行くのかい?」って彼は聞いてきた。ボクは彼にキツい笑顔を向けた。
「行くよ」ってボクが言ったから、3人がボクが誰かを連れてくってことに気づかないようにした。ザ・ボーイはボクに微笑んで、突然ボクの手を掴んできたから、ボクは自分の手を見た。
「お願いだから、掴んでて」 ボクは無表情で彼を見て、そのまま歩き続けた。門から出ていくと、ここに住んでるザ・ソウルズたちがボクらを見ていたんだ。
「ある日、ザ・オールド・マンが屋敷に来たんだ」 ザ・チャイルドの話で、ボクは彼を見た。「もし間違ってなかったら、この屋敷の持ち主なんだけど、外国人が屋敷に入ってきたと同時に出て行ったんだよ」 彼の話。
ボクは道を見た。それから。ザ・オールデスト・プライム・ミニスターは掴みどころがないんだ。パヴェルはこのミッションで苦労するだろうな。
「クサァラ」 パヴェルが突然笑顔で現れて、ボクはザ・ボーイの方を見た。ボクはただ彼を見て、静かに歩いた。
「おい、メシ食った?お前、俺らが食うはずのメシを──」
「満腹だって、黙ってろ」 彼の言葉を遮った。
「クサァラ、キツいね」 今やボクの反対側にいるザ・ボーイが囁いたから、ボクは彼らを無視した。
「そうかな?お前は単に──」
「パヴェル、まだ満腹だって言ったでしょ、いたずらしないで」 ってイライラしながら言ったから、彼はむっとして、またボクに微笑んだ。
「分かったよ、言ったな」 彼はそう言って、道を見た。
「大丈夫?」って彼は突然聞いてきたから、ボクは気分が悪くなった。
「あいつ、お前のこと好きだと思うよ」 ザ・チャイルドがボクに囁いた。
「黙れ」 ボクはザ・ボーイに言った。それをパヴェルが聞いて、彼はボクを見て、ボクも彼を見た。
「ボクが歩く場所は静かでいてほしいんだ。自然が好きだから」 ボクはパヴェルに言ったから、彼は笑ったし、ザ・ボーイも笑った。
「自然は、他の人に囁く悪魔はぐちゃぐちゃになるって言ってるよ」 ザ・ボーイが言ったから、ボクは彼を睨んだ。
「機嫌が悪いと、すごい不機嫌になるんだな」 パヴェルが言って、笑顔で空を見た。「少しずつ、お前の行動に慣れてきてるよ」 彼はそう言ったから、ボクは前を見て笑った。確信はないけどね。
「ほんと?」ってボクは微笑みながら言った。
「うーん、お前がたまに失礼な態度とるのに慣れてきたよ。まるで俺を王子様じゃなくて、使用人みたいに扱ってるみたいだ」 彼は冗談を言って、ボクを笑わせた。
「あなたは普通の人間だよ」 ボクが言ったから、彼は笑顔でボクを見た。
「お前も普通の人間だろ。話せる時点で変だよ」 って彼は言ったから、ボクはさらに笑った。
「あいつらは、お前が人間じゃないってこと知らないんだろ?」 ボクらと一緒にいたザ・ボーイが聞いてきたから、ボクは彼を見て、静かにするサインをした。
「次、どこ行くんだ?」ってベールがボクらの後ろから聞いてきた。
パヴェルは歩くのを止めて、後ろの地図を見た。
ボクも歩くのを止めて、周りを見回した。ボクらはジャングルにいたんだ。
「古い教会?」パヴェルは地図を見ながら尋ねた。ボクはすぐに彼らを見て、パヴェルから地図を奪った。
古い教会だ。ボクは地図を強く握りしめてる。ボクらは町のバリアの外に出たから、街に向かってるんだ。そして、川の近くに立ってる古い教会を通り過ぎることになる。
教会は、ボクみたいな人間が歓迎されない場所。
「長い道のりになるな」 シンラドが言うのが聞こえたから、ボクはパヴェルに地図を渡して、彼ら3人から背を向けた。
教会には行けない。どうやって教会を通り抜けられるんだ?
「クサァラ、大丈夫?」 ボクは自分を呼んだ人に、思わず振り向かずにはいられなかった。太陽は照ってたけど、ボクは寒かった。緊張してる?分からない、混乱してる?多分ね。神聖な場所にいるのは苦痛なんだ。
神聖な場所に長い時間いられたことは一度もない。誰かが十字を切るのを見るだけで、怖くなるんだ。
「あ、うん」 どんな答えも真実じゃないんだけど。
「シスター、怖い?」 ボクらは若いザ・ソウルを見た。ボクは怖かったに違いない。
返事はしなかった。代わりに、ただ歩いた。パヴェルがボクの名前を呼ぶのが聞こえたけど、ボクは彼を見なかった。ただ歩き続けた。誰かがボクの手を引っ張って、ボクは止まった。
パヴェルの目に心配の色が見えて、彼はボクの手を引っ張ったけど、ボクはすぐに目をそらして、彼から離れて歩いた。
「急ごう」ってボクは言った。
「顔色悪いよ」 彼は言ったけど、ボクは黙ってた。深呼吸をして、彼に眉を上げた。
「ご飯食べられないときは、普通だよ」 ボクは嘘をついた。
「まだ──」
「大丈夫。君はユニコのこと心配しなくていいよ。歩き始めよう、道のりが長いんだから」 午後には歩き終わると思う。ボクらが立ってる森は広い。
歩き始めた。静かに、誰も話さなかった。鳥と木が、風が吹く音だけが聞こえた。ベールはすでに休憩してくれって文句言ってたけど、ボクらは歩くのを止めなかった。
「ちょっとくらいは無理?足が痛いんだ」 ベールが言ったけど、ボクは彼に構わず、ただ歩き続けた。今のボクの頭は働いてない。教会に行くってことしか考えてないから。
「クサァラ」 ボクは歩き続けた。
「クサァラ、ちょっとだけ」 パヴェルがボクを近くに引っ張って、抱きしめられたとき、ボクは止まった。彼がボクに触れると一度だけ見える映像がまた見えた。彼がボクを見たとき、ボクは唾を飲み込んだ。
「自殺する気か?」 コンラドはボクを見て、額にしわを寄せていた。ボクは彼らに混乱して、それで自分が歩くはずの場所を見て、目の前が崖だと分かった。ボクは唾を飲み込んだ。
すごく浮いてて、怖かったから、目の前に崖があることに気づかなかったんだ。パヴェルはボクの左手を取って、心配そうにボクを見た。
「少し休憩しよう。休んだ方がいいよ」 彼はボクの手を握りながら囁いた。ボクはただ彼を見て、うなずいた。
怖くて行けない教会の前で、どうすればいいか計画を立てるために休む必要があるんだ。