73
CHAPTER SEVENTY – THREE
ローズ・アマラのPOV
イーサンは、一番近い病院まで車を走らせてくれた。
私は元気だし、医者の世話になる必要なんてないって言い張ろうとしたんだけど、イーサンったらイーサンだから、そんなの聞くわけないんだよね。なんであいつは、今のあたしがベッドの中にいたいってこと、わかってくれないんだろ? 抵抗はしたけど、一瞬、レイプされて殺されて、もう二度と彼に会えなくなるんじゃないかって思ったんだ。そんなことにはならなかったってことは、もうどうでもいい。そんな考えが、あたしの心の奥底に植え付けられて、その考えが、あたしをゆっくり殺してた。その考えが、あたしの心をめちゃくちゃにしたのに、彼をまた見て、ようやく息を吹き返したんだ。
だから、病院なんて行きたくない。あたしを連れて行って、あたしの口にヘナチョコのペニスを突っ込んだクズのことなんか、忘れさせてほしい。全部、全部洗い流して、彼だけが残るようにしてほしい。でも、あたしが何を必要としてるのか、彼とは考えが違うみたい。あんなに頭がいいのに、イーサンって時々、マジでバカだよ。
今、彼は運転してる。彼のたくましい手のうち、一つはハンドルを握ってて、もう一つは、何の変化もなく膝の上に乗ってる。横顔でさえ、男らしさがプンプンしてるんだよね。あたしはいつも、彼が静かに、いつもの自分でいるときに見るのが好きなんだ。イーサンって、普段はすごいエネルギーを放ってるけど、あれはほとんどカムフラージュみたいなもの。今はもっとリラックスしてて、彼を見てると落ち着くんだ。あのアルバニア人の根城を出てから、ずっと感じてる核心部分のゾクゾクは別として。
こんなことがあった後で、こんなにも彼を求めてるなんて、間違ってるし、どうかしてるはずなのに、そうじゃないんだ。彼があの人たちを殺したときの、あの血の染みだらけの白いシャツを見てても、全然イヤじゃない。あたしだって人を殺してるんだから、文句言う権利なんてないよね。それに、あの瞬間、彼の本当の姿を見せた時、妙に魅力的だったんだ。
イーサンは時々、あたしを見て、何か確認してるみたいな顔をする。
「なに?」ってあたしが聞くと。
「ほんとに大丈夫なのか?」
「うん。それに、病院に行くより、家に帰りたいんだけど。」
「ダメだ。顔色悪いし、さっきも気絶しそうだっただろ。」
「一日中、まともな食事をしてないからだよ。」
「なんで食べなかったんだ?」
「朝はバタバタしてたし、日本人の人たちとの会議中は、食べ物のことなんか頭になかったんだ。」
「くそっ、ローズ。自分の体のこと、ちゃんとしないと。」
あたしは、彼がどれだけ心配してるのか、ちょっとだけ笑いをこらえながら聞く。なんで、この気持ちが少しだけ好きなんだろう?「これからは、気をつけるようにするよ。ハッピー?」
「お前がそうし始めたときだけだ。当分は、病院に行くぞ。」
「うざい。ムカつく。」
「それはよかった。」彼は少し間を置いて、話したくないみたいに、声が小さくなった。「何かされたのか?」
「レイプはされなかった。」あたしは静かに言った。「サシャも。」
「じゃあ、何されたんだ?」彼の顎の筋肉が強張って、落ち着きを保とうとしてるみたい。「細かいことまで全部話せ。」
「えっと…、一人が、あたしに吸わせようとした。」最後は声が詰まって、ゴクリと飲み込んだ。まじかよ。あたしは大丈夫だと思ってたのに、なんで急に汚い気持ちになるんだ?
「くそっ!」イーサンはハンドルを叩き、あたしは普段はそんなことでは動じないのに、その突然の音にビクッとした。あたしは思ってた以上に、精神的に参ってるんだな。
彼はあたしの手を取って、ナックルにキスをして、それに話しかけた。「もっと早く駆けつけられなくて、ごめん、ローズ。本当にごめん。」
彼の唇があたしの肌に触れると、あたしの中に何か生々しいものが込み上げてきて、涙が頬を伝ってるのに、あたしは首を振った。「一番大事なのは、あなたが現れたってこと。」
「もっと早く、ってことだ。」
「あたしにとっては、それで十分だった。それに、あたしとサシャは、自分たちでやったんだから。」
「もしできなかったら?」
「でも、できた。あたしはここにいる、イーサン。」
「お前に触ったクソ野郎は、あたしが殺した護衛の一人か?」
あたしは首を振った。
「俺はあそこに戻って、燃やしてやる。」
「そんな必要ないよ。あたしはもう、あいつの人生を終わらせたから。」あたしは胸を張った。「あたしは、あいつのペニスを噛みちぎってから、頭を撃ったんだから。」
イーサンは優しく笑った。「うちの美しい嫁に、そんなこと期待するしかないね。よくやった、ローズ。」
彼の言葉を聞くと、ゴロゴロ喉を鳴らして、彼のそばに寄り添って抱きしめたくなるんだよね。他にも色々あるけど。あたしはいつも強く、自立していて、人を近づけたりしないんだ。おじさんのレイブンは、誰かがやってくれるわけじゃないから、自分で守らないといけないって教えてくれた。それでも、こんな時になると、イーサンがそばにいてくれることが、どれだけ嬉しいか、わかるんだ。
彼が助けに来てくれたってことだけじゃなくて、彼が、あたしのことをあたしと同じくらい思ってくれてるってことなんだ。だから、あたしは感謝の気持ちを表したいんだ。あたしの手から彼の手を離して、あたしは自分のシートベルトを外して、彼のシートベルトをいじった。
彼のベルトを外して、彼のペニスを出すのに、ほんの数秒しかかからなかった。
あたしの最初のストロークで、それは少しだけ勃起した。昨夜もあったけど、そのサイズは、いつ見ても熱くてゾクゾクするんだ。
「何してるんだ、ローズ?」イーサンは、燃えるような欲望を込めてあたしを見つめてる。
「運転してて。」あたしは小さくつぶやき、彼の喉の奥深くまで入れた。あたしには全部入らないから、その分、彼の睾丸をストロークしてやったんだ。
イーサンはうめき声をあげ、一瞬だけ目を閉じ、また前を見た。彼の片手はハンドルを強く握りしめ、もう片方はあたしの髪の中に消えた。「くそっ、ローズ。お前の口は罪深い。」
彼の言葉で、あたしはもっと頑張って、彼の睾丸をからかい、彼が好きなスピードで上下に頭を振った。あたしが彼に初めてフェラした時、あたしは初心者だったかもしれないけど、彼のリズムに合わせて、色々と学んだんだよね。イーサンは荒くて早いのが好きで、フェラもそうなんだ。彼は、永遠に続く動きに興奮して、あたしを彼と一緒にダークサイドに引きずり込んだんだ。それとも、最初からそこにあって、彼がそれを引っ張り出しただけなのか。
彼はあたしの口の中でどんどん大きくなっていくし、もうすぐフィニッシュラインだってことは確実だ。あたしはスピードを上げたけど、彼のサイズで顎が痛いんだ。
イーサンはあたしの髪を引っ張って、あたしから離れさせて、あたしの唇に精液がくっついた。
「で…、なんで…」あたしは息を切らした。
「まず、こんな状態じゃ運転できない。」そう思ったのは、車がどこかわからない寂しい道で止まった時だった。「お前の口は最高だけど、今日は中には入れない。」
彼はあたしに襲いかかった――文字通り。一瞬、彼は座ってたのに、次の瞬間にはあたしの上にいて、あたしのシートをいじって、後ろに倒した。あたしは悲鳴をあげて、手を彼の胸に押し付けたけど、彼の唇が、まるで味に酔いしれたかのように、あたしの唇を吸い、噛み付いたとき、その声は消された。そしてもちろん、彼の服をめくり、それからあたしのパンツを脱がせたときも。
彼は、あたししか見てない獣みたいだ。感謝の気持ちで泣きそうになった。