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ニューヨーク、ミア
オフィスでのバタバタした1日も、やっと終わりの時間になった。セバスチャンは、ニューヨークにちょっとだけいるってことで私に会いに来てくれて、一緒にランチを楽しんだ後、オフィスを出て行ったんだ。おいしいツナサンドとカリカリのフライドポテト、それにさわやかなアイスキャラメルラテまで持ってきてくれたんだよ。彼の優しい気持ちは、いつも私の心を温かくしてくれる。
今日は、ミーティングとかクライアントとの相談とかでいっぱいだったけど、夜のことを考えると気分が上がったんだ。予定に残ってるクライアントはあと2人だけだから、早くオフィスを出て、静かな夜を過ごせるって思ってた。
最後のクライアントの対応をして、彼らの心配事が全部解決したのを確認してたら、携帯がピロンって鳴ったんだ。画面を見たら、メッセージを送ってきたのはベラだった。今夜は家に帰らないって言うんだ。彼女の両親がバーベキューをして、ベラはそこにお泊まりするみたい。
ベラがいないってことで、今夜はアパートを一人で使えるんだってわかった。一人でゆっくりできる、貴重な機会なんだ。仕事で長い一日を過ごした後の、リラックスできる時間。
2日前、忘れられないディナーデートの後、セバスチャンは私をニューヨークにある新しいマンションに連れて行ってくれた。そこで、私達の赤ちゃんを育てたいって言ってくれて、すごく感動したんだ。子供が最終的にどこで育つかっていう具体的なことは、まだ話し合ってないけど、今のところは、私のキャリアがうまくいってるニューヨークが、一番いい選択肢な気がする。
でも、私達2人とも、この新しい生活の章を進んでいくには、妥協と柔軟性が必要だってわかってる。将来についての話はいつもしてるし、すべての複雑さや微妙なニュアンスに対処する時間は、一生分あるって思ってるんだ。
今のところは、私達の恋が始まったばかりの、一番楽しい時期を味わってる感じ。こんなに早く恋が育って、人生がどんどん進んでいくのを考えると、ゆっくりと時間をかけて、一緒にいるすべての瞬間を楽しむのは、本当に贅沢なことだと思う。
最後のクライアントとの打ち合わせを終えて、彼らが笑顔でオフィスを出ていくのを見届けてから、私は自分の仕事スペースを片付けた。夕方の光が、オフィスの窓から柔らかく差し込んで、暖かい雰囲気を作り出してる。これで、仕事が終わる合図。
オフィスを片付けたから、自分のものをまとめて、外に出たんだ。ニューヨークの街は、夕方のラッシュアワーで活気に満ちてて、私は家に向かう人々の流れに加わった。
お腹がそろそろご飯の時間だって教えてるから、馴染みのある、安心できる場所、チポトレに寄ることにしたんだ。大好きな具材をたっぷり入れてもらったおいしいボウルを注文して、アパートに向かう道で味わった。
家までの道のりは平和で、街のいつもと変わらない景色や音が、安心感と一体感を与えてくれた。アパートの建物に近づくと、静かな夜への期待感でいっぱいになった。
アパートに入ってから、ゆっくりとご飯を食べて、一口一口を味わった。ベラがいないから、一人でゆっくりする贅沢な時間ができて、一日の出来事を振り返りながら、リラックスできたんだ。
ご飯を食べ終わって、アパートで一人過ごす時間を楽しんだ後、家事をすることにした。やる気を出して、まずはお皿洗いから始めたんだ。温かいお湯と石鹸の泡が、心を落ち着かせて、私の心をクリアにしてくれた。
キッチンが綺麗になったら、次はバスルームに向かって、リラックスできるシャワーの準備をした。湯気が私を包み込み、一日のストレスを洗い流してくれた。自分をいたわるために、お気に入りのスキンケア用品を塗って、体をこすって、時間をかけて、気分をリフレッシュさせたんだ。
肌が活気づいて、体が元気になったから、次は歯磨きをして、歯が綺麗でさっぱりするまで丁寧に磨いた。自分を甘やかすと、バスルームは私の満足そうな鼻歌でいっぱいになった。
シャワーから出て、ふわふわのタオルに包まれて、快適なパジャマを選んで、引き出しから本を取り出したんだ。読書はいつも私のお気に入りの時間で、色んな世界や物語に逃げ込める方法なんだ。今夜は、良い本を読みたい気分だった。
居心地の良いベッドに落ち着いて、ベッドサイドランプの柔らかい光が、選んだ小説のページを暖かく照らしている。物語は魔法をかけ始めて、登場人物や冒険に引き込まれていったんだ。読んでると、時間が経つのを忘れて、物語に没頭した。
だんだん、心地よい疲労感が私を包み始め、フィクションの世界に別れを告げて、夢の世界へ入る時間だってことがわかった。本を閉じて、そっとナイトテーブルに置いて、セバスチャンに、大好きだよっていう短いおやすみメッセージを送ったんだ。彼への愛情で胸がいっぱいになった。
でも、カバーの下に落ち着いて、眠りの安らぎを求めてたその時、突然の騒音で、静かな夜が打ち破られたんだ。大きな音がアパートに響き渡り、眠気から私を叩き起こした。
心臓がドキドキして、注意深く聞き耳を立てた。間違いなく足音だった。誰かがアパートの中を歩いてる。考えられる寒気を感じさせる可能性、ストーカーかもしれないってことに、パニックが込み上げてきたんだ。
部屋は真っ暗で、誰かが私の聖域に侵入したっていう事実に、私は無力感でいっぱいになった。胸がドキドキして、状況を把握しようと、頭がフル回転した。私を苦しめてる人だったらどうしよう。
勇気を振り絞って、一番近くにあるものに手を伸ばして、必要なら自分を守れるように準備したんだ。足音は、ささやくように静かに、私は部屋からこっそり出て、自分の家で犠牲者になるつもりはなかった。
リビングルームに行くと、電気が点いてて驚いた。寝る前に消したってハッキリ覚えてるんだ。背筋がゾッとして、ベラが音の原因じゃないってことを確信したんだ。そんな騒ぎは起こさないはず。
ドキドキしながら、私は忍び足でリビングルームに向かい、侵入者の気配を察知しようと、感覚を研ぎ澄ませた。不安は増したけど、決意は揺るがなかった。誰も私の安全を侵害させない。特に自分の家では。
リビングルームの入り口にたどり着き、期待で緊張しながら、私は持てる限りの勇気を振り絞って、行動を起こしたんだ。アドレナリンが出まくって、勇敢さを爆発させて、飛び出して、鋭い悲鳴を上げて、侵入者に立ち向かったんだ。