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ニューヨーク、ミア
夜が深まると、いつものようにキッチンに立っていた。あったかい気持ちでいっぱいだった。今日はベラが残業だから、夕飯は俺とキーランの二人だけ。マッシュポテトとフライドチキンっていう、シンプルだけどなんか落ち着くメニューに決めたんだ。
料理しながら鼻歌歌ってたら、なんか気分も上がってきた。料理ってさ、俺にとってはセラピーみたいなもんで、リラックスできるし、自分のクリエイティビティを発揮できるんだよね。
夕飯の準備もそろそろって時に、電話が鳴って、誰かなーって見たら、セバスチャンからだった。思わずニヤけながら電話に出た。「もしもし」
彼の声はすっごく優しくて、あったかいんだ。「愛しの奥様、何してるの?」って、まるで抱きしめられてるみたいな感じだった。
思わずクスクス笑っちゃった。「ご飯作ってるの」って返事。「キーランもあとで来るんだ」
「いいね」って、セバスチャンが言った。きっと優しい笑顔なんだろうな。「俺も一緒に作ってるところ見たかったな」
また笑っちゃった。「これからずっと一緒にいられるじゃん」って、ちょっと未来にワクワクしながら言った。
「そっちは何してるの?」って、彼の様子を聞いてみたかった。
彼はため息をついて、ちょっと疲れた声で「ピザ食べるんだ。長い会議から帰ってきたとこ」って言った。
彼の仕事が大変なの、よく知ってるから、ちょっと心配になった。「明日もまた会議なんだ」
俺はうなずいた。彼は見えてないけど。「じゃあ、今日は早く寝なよ」って言った。「休まないと」
「そうするつもりだよ」って、感謝するような口調。「だから電話したんだ、おやすみって言いたくて」
彼の言葉に誠実さを感じて、あったかい気持ちになった。「じゃあ、おやすみ、ダーリン」
「おやすみ、ベイビー」って、すっごく優しい声で返してくれた。
電話を切って、俺はなんだか幸せなため息をついた。一緒にいられないけど、こんな風に話せると、セバスチャンとの距離が縮まる気がするし、二人の愛はどんどん深まっていくんだよね。
ご飯もできたし、キッチンも片付いたし、あとはゆっくり食べるだけ。マッシュポテトとカリカリのフライドチキンの匂いが部屋中に広がって、お腹が鳴っちゃう。
ダイニングに行くと、お皿とカトラリーをテーブルに並べた。さあ、食べようって時に、また電話が鳴って、画面見たらキーランからだった。ちょっと遅れるって連絡で、先に食べ始めてていいって言われた。
「了解」って返信して、自分の分をよそった。作った料理はすっごく美味しそうで、自分が作ったのに、食べるのが楽しみだった。
テレビの前に座って、食べ始めた。美味しい!マッシュポテトはクリーミーで濃厚だし、チキンはカリカリで味付けも完璧。自分の料理の腕にちょっとだけ誇りを感じながら、美味しいご飯を堪能した。
最後のひと口を食べて、食べ終わったけど、キーランはまだ来てない。時計見たら、時間的に、もうちょっと遅くなりそうだった。
ご飯でお腹もいっぱいになったし、キーランが遅れてるのもちょっと気になったから、片付けようと思った。キッチンに行って、自分の皿を食洗機に入れた。何かを成し遂げたような気分で、足取りも軽かった。食器がガチャガチャいう音と、食洗機の音が、俺の思考を落ち着かせてくれた。
キッチンを片付けて、二階に上がった。階段を上りながら、キーランは何で遅れてるんだろうって、ちょっと考えた。
シャワー浴びてさっぱりしたいなと思った。その間にキーランが来たら、デザートはアイスにして、映画でも見ながらゆっくり過ごそう。
バスルームで、あったかいシャワーを浴びてると、すっごく落ち着くんだよね。水の音を聞いて、ゆっくりシャワーを浴びた。
シャワーから出て、タオルに包まってスキンケアを始めた。鼻歌歌いながら、キーランが遅れてるのに、なんだか落ち着いてた。
でも、スキンケアを続けてたら、突然、バスルームの電気がチカチカし始めたんだ。ドキッとして、眉間にシワがよった。こんなことって、めったにないから、何が起きてるんだろ?
チカチカは止まらず、どんどんひどくなってきて、最初は興味があったのが、だんだん不安になってきた。バスルームから出て、様子を見ようとした瞬間、全部真っ暗になった。
キャー!って叫んだ。