第48章
自分にニヤリ。嬉しいじゃん。
-いいよー
**
ヘザーの視点:
お昼にケビンとレストランにいたんだ。あいつ、自分のことばっかり話してて、マジで退屈だったんだよね。それで、あいつが話してる間に、アセに写メ送ってってSMS送ったの。暇だったし、ちょっと話してみたかったんだよね。冗談で、別に写メ送ってくれるとは思ってなかったんだけど、負けちゃったし。そしたら、いいよって返信が来たから、送ってくれるんだなって。
1分後、携帯がピンポンってSMSの音。アセだ。ドキドキしたけど、ガッカリ。開けてみたら、
-あんまり写真持ってないんだよね。でも、そんなに悪くないやつは見つけたよ。でも、笑ってないんだよね。それでも送るべき?-
-うん!-
返信するのに時間はかからなかった。
また1分待ってたら、携帯がピンポン。
「聞いてる?」ケビンが聞いてきて、私は顔を上げた。
「うん、ハニー。聞いてるよ」嘘ついたけど。
「そっか。それでね…」あいつはまたペラペラ話し始めた。
写メを読み込んで、待った。すぐに表示された。

「うわ」思わず息をのんだ。アセ、めっちゃかっこいい!まるでモデルさんみたいだった。理由もなくドキドキが止まらない。キュートなのに、同時にセクシーなんだよね。写メ見てるだけで、頬が赤くなる。
「なんで顔赤くしてんの?携帯で何見てるの??」ケビンの変な声で、私は我に返った。彼を見た。
「私?」
「そうだよ、ハニー」
「あー、うー、なんでもないの。ちょっと熱っぽいだけ」
「あー、薬局行こうか?」
「ううん、大丈夫。大丈夫だから。続けて」
「そっか。それでね…」あいつは話し続けて、私は携帯に視線を戻した。アセにテキスト送った。
-モデルやれば?アドバイス :-D-
1分後、返信が来た。
-モデル?俺、そんなにセクシーじゃないよ :-(-
ニヤリ。
-ううん、セクシーだよ-
すぐに返信が来た。
-知ってるよ。言って欲しかっただけB-)。言ってくれた。マジで最高の日だよ、ボス ;-)-
くすくす笑って、携帯をしまった。アセと私は、すごくいい友達になれそうな気がした。
***
ヘザーの視点:
その夜、シャーリーの家に泊まってた。
一緒に映画を見たんだけど、ずっと話してた。
「仕事はどうだった?というか、今日新しい友達と話したの?」シャーリーがからかってきた。
「シャーリー、やめてよ。初めて友達になった従業員じゃないんだから。マジで面白いんだから」くすくす笑った。
「知ってるけど、あいつマジでイケメンじゃん!」
「ほんと」写メのこと思い出した。「今日、ケビンとランチ行ってて、アセにテキスト送ったんだ」
「うん、うん?」
「写メ送ってってお願いしたの」
シャーリーの目が丸くなった。
「え、何?大胆になったね!」って言って、2人で笑った。
「冗談だったんだけど。でも、送ってくれたんだよね」
「うおー、どこ?見せて!」って興奮気味。
笑って、携帯を取り出して写メを見せた。シャーリーは私の携帯を奪って、まじまじと写真を見てた。口がポカーンって開いてた。
「やば!」って叫んだ。笑った。「あいつ、モデルもやってんの?」って聞いてきた。
「違うよ。似合ってるでしょ?」
「うん!あー、イケメン」
「笑、大げさだよ、シャーリー」
私を見てきた。
「嘘言ってる?」
「まあ」ちょっと顔が赤くなって、「…ううん」
「ほら!自分で言ってるじゃん。きっと、気に入ってるよ」
「うー、まさか」
「マジで?」
「うん。それに、彼にはすごく大事にしてる彼氏がいるの知ってるんだ」
シャーリーは目を回した。
「何かやろう。電話してみなよ」って笑った。
「何?なんで?」
「わかんない?声が聞きたいだけ。もう寝てると思うよ。もう0時過ぎてるし。もし出たら、もしかしたら、よ?もしかしたら、気に入ってるってことかも。だって、こんな時間に、居心地のいい睡眠を中断する人なんて、いないでしょ。試してみてよ」
疑った。
「それに」って眉をひそめて言った、「…男の寝起き声って、一番セクシーなんだよ」
くすくす笑って、彼女もそうした。
「マジでそうだよね」って、頬を赤らめながら、緊張して自分の指を見て言った。
「さあ、電話して。アセがセクシーな寝起き声か見てみようよ」
2人で笑った。
「でも、何て言えばいいの?」
「仕事のこととか、つまんないこと言えばいいじゃん」
「う、わかった」
勇気を振り絞って、彼の番号にダイヤルした。それから、スピーカーにした。
彼の携帯が鳴ってるのが聞こえた。シャーリーと私は、じっと見つめ合った。正直、出て欲しくなかった。
「んー、もしもし?」眠そうな声が聞こえてきて、パニックになって、シャーリーは笑った。
「あー、うん。もしもし、アセ。うー、起こしちゃった?」って聞いた。
「うん…」彼の声がさ!シャーリーは幸せそうなピエロみたいに笑ってた。
「ごめんね、邪魔しちゃって…」
「いいよ、邪魔じゃないよ、ヘザー…」
私の名前の言い方。顔が赤くなって、シャーリーを見たら、彼の声に気を失ったふりをしていた。笑わないように頑張った。
「あー、そっか。そ、それは良かった」
「なんか問題ある?…」ゆっくりした口調で聞いてきた。
鳥肌。
「うん、あの、タイプしてって頼んだ情報…」
「うん…」
「全部で何ページになった?」
「うー」少しあくびが聞こえた。「20ページくらいかな…」
「そっか、ありがとう」
「本当に、それが理由で電話したの?こんな遅くに?」
「うー、うん…」面白がって答えた。
「ページの数?」
「うん…」
「それとも…」あくびをして、本当に疲れてるのが分かった。「…それとも、ただ、声が聞きたかっただけ?」
口が開きっぱなしで、シャーリーもそうだった。面白くて見てた。
私が答えなかったので、また話し出した。
「決定。おやすみ、綺麗だね」また少しあくびをして、「シャーリーにもおやすみって言ってね」って言って電話を切った。