第173章:レストランに到着
次の日。
エレナが言ってた通り、二人のミーティングは夜、五つ星ホテルのレストランでセッティングされてた。
みんな金持ちグループの一員だから、別に隠す必要もないんだよね。むしろ、事前に情報出しちゃってるし。エレナもそれで知って、すぐにマルティナに知らせてくれたんだ。
二人はもう作戦立ててた。明日、絶対にエイミーにツケを払わせるって。何か起きないと、コイツ、マジで学習しないんだから。
ありがたいことに、エイミーの前のヘマは未遂で済んだ。あれが成功してたら、マジでヤバかった。コイツ、こういうの初めてじゃないし。
前は、エイミーが土下座して、ベンジャミンが出てきた件があったから、マルティナも我慢してた。でも、エイミーは反省するどころか、さらに調子に乗ってきた。こんな状況で、マルティナが何もしなかったら、一番バカなやつだ。
マルティナが前に妥協したのは、ただベンジャミンと一緒にいたかったから。でも、今はそんな気持ちも捨てて、もう迷うことなんてない。我慢する必要もない。
時間が経つにつれて、マルティナは早くから準備を始めてた。
今日は、強くてかっこいい服を着てきたんだ。そのかっこいい服ってのは、実際には、足首まである、超セクシーな赤いドレスのこと。首の後ろが紐で結ばれてて、肩とか肌がめっちゃ見える。背中も大胆にカットされてて、マジで誘ってる感じ。誰もがメロメロになるに決まってる。
エレナがマルティナを迎えに来たとき、マルティナの今の姿を見て、マジでビックリしてた。
「うわー、やば!マルティナ、めっちゃキレイじゃん!誰を誘惑するつもり?」ってエレナが叫んだ。
マルティナの顔はいつもとちょっと違ってて、今日はちょっと冷たい感じ。一瞥するだけで、なんか怖くさせられるくらい。
「バカ言わないで!ちょっとだけ、存在感出そうとしてるだけよ。今日は、正面から文句言ってやるんだから。」マルティナが答えた。
「知ってるよ。」エレナが舌を出した。「冗談だって。でもマジで、いつもと全然違うじゃん!まあいいや、行こ。全部準備したし。今日は、エイミーに私たちを怒らせたら、どんなことになるか、マジで分からせてあげなきゃ!」
エレナが運転して、二人はすぐに待ち合わせの五つ星レストランに着いた。
車から降りる前に、マルティナは念を押した。「飲むのはなしだよ。」
数日前、エレナが飲みすぎたせいで、事態が悪化して、マルティナはまだちょっと怖かったんだ。同じ失敗は絶対に繰り返せない。
「大丈夫、飲まないって。もうそんなことしないよ。エイミーが自分のやったことのツケを払うとこをちゃんと見たいし。飲むとか、そんなの予定にないから!」エレナは安心させてくれた。
話の流れで、エレナは思わずレスリーのことを考えた。あの人は、ひどい目に遭っても、強気で、あんなに大勢と喧嘩してた。マジでスゴいって。
そう思いながら、エレナは褒めた。「そういえば、マルティナ、レスリーってベンジャミンと近い関係の人でしょ?」
マルティナはシートベルトを外して、エレナを見た。「そうだよ。ベンジャミンの情報収集とか、秘密の案件とか担当してる。なんで?彼のこと、気になるの?」
エレナはすぐに首を振った。「『気になる』って何よ?ただの質問だよ。変な勘違いしないでよ。他の人に聞かれたら、どうすんのよ?」
「それなら、私が悪いのかもね。ちょっとだけ興味があって、なんであんなに強いんだろうって思ってただけ。あんなに大勢と喧嘩して、全然怖がってないし。マジでスゴいよね!私も将来、レスリーみたいなボディーガード欲しいわ。安全のために、ね。」エレナは否定するうちに、ちょっと表情が変わった。もしかしたら、自分でも気づいてないのかもしれないけど。
マルティナは、エレナの言葉を簡単に信じなかった。エレナは何か隠してるんじゃないかって疑ってた。
エレナが話したくないなら、マルティナはそれ以上聞かなかったけど、念のため、もう一度注意した。「将来はもっと気をつけて、衝動的とか無謀なことしないようにね。ボディーガードのことだけど、もし本当に欲しいなら、ベンジャミンに話して、レスリーに何日かエレナのボディーガードやってもらうこともできるよ。」
エレナはますます恥ずかしくなって、「なんでまだそんなこと言ってんのよ!まあいいや、もう時間ないし。早く車から出ないと、遅刻しちゃう!」
マルティナは、エレナの本当の照れ屋な部分を見抜いて、何か分かった。もしかして、このコ、本当にレスリーのこと好きなのかも?もしそうなら、エレナ、マジで真剣に考えた方がいいんじゃないかなって。
考えてみたら、レスリーは、身体能力はマジで高い。ベンジャミンの側近として長い間仕えてるから、その道の腕前はすごい。でも、他のことに関しては、そんなに得意じゃないかもしれない。
車から降りた後、エレナの頭の中には、あの夜の記憶がよみがえってきた。特に、レスリーが他の人と喧嘩してたシーンは、忘れられない。
レスリーみたいなボディーガードがいたら、エレナも確かに安心できるだろう。でも、自分のイメージとかもあるから、本当の気持ちは言えない。
二人は並んで歩いて、一緒にレストランに着いた。
レストランでは、もう事前に広い個室を予約してあって、50人くらい入れるんだよね。ほとんどが男で、女は20人くらい。みんな顔見知りだけど、全員が仲良しってわけじゃない。エレナみたいに社交的な人じゃないと、みんなと話せないよね。
エレナがマルティナを個室に案内したとき、ほとんどのテーブルが埋まってて、空いてるテーブルは一つだけだった。みんなの視線が一斉にエントランスに向かって、マルティナを見た瞬間、興味津々って顔になった。
でも、エレナと一緒にいるから、思ってることを露骨に出すわけにはいかない。みんな、控えめに興味とか感情を表現してた。