第233章:最もクールな男
マルティナの前に現れたら、周りの人たちは思わず「すげー!」って顔になったよね。化粧薄くても、マジで上品で洗練されててさ、見た人は忘れられないくらい印象的だったんだって。ウォーカー家にこんなにキレイで、落ち着いた感じの人いるの、珍しいじゃん。
前々から、ベンジャミンと婚約してるって噂はあったけど、まだ正式に婚約とか結婚してないから、信じてない人もいたんだよね。で、実際見て、みんなびっくりしてた。
一番の衝撃は、このレディがマジで可愛かったこと。毎日イケてる人たちと仕事してるプロのスタイリストたちでさえ、マルティナの美しさに「え、やば!」ってなってたんだから。本気で褒めてたよ。
一番偉いスタイリストの人、有名なデザイナーらしいんだけど、真っ先に「あのー、なんてお呼びすれば?」って聞いてた。
一緒にいた人たちはアシスタントっぽい感じ。
マルティナは階段降りてきて、ジャックのこと見たんだ。今日、めちゃくちゃ元気そうだったから。「服装も雰囲気も、いつもと全然違う!」って思ってた。
スタイリストにマルティナはニコって笑って、「マルティナって呼んで」って言った。
でも、さすがにみんなマルティナのことファーストネームで呼べないから、ちゃんと「ミズ・マルティネス」って呼んでたけどね。
マルティナはジャックのこと見て、心から「ジャック、今日、マジでかっこいいね」って言ったんだ。
ジャック、結構おじいちゃんなのに、マルティナからそんなこと言われて、嬉しかったみたい。「ありがとよ」って笑ってた。
それからスタイリストの人たちに「うちの孫嫁のこと、ちゃんと可愛くしてやってくれよ。今日、一番キレイなスターにしてやってくれ!」って言ったんだ。
スタイリストたちは「任せてください!ミズ・マルティネスは元々美人ですからね、すっぴんでもう輝いてますよ。仕上げが楽しみですね」って言ってた。
言われなくても、ジャックはわかってるよ。だって、未来の孫嫁のこと毎日見てるんだもん。わかんないわけないじゃん?
このとき、ジャックは端っこで座って待ってて、マルティナはテーブルに座らされて、みんなに「顔にペイント」されてたわけ。
もしかしたら、素材がいいから、薄化粧でも厚化粧でも可愛く見えるのかも。メイクの人たちも、元々マルティナのこと可愛いって思ってたのに、間近で見たら、またちょっと違うこと考えてたみたい。
特に近くで観察したら、肌が信じられないくらいキレイだったんだよね。これが、人によって違うってやつ?なんでこんなに可愛くて、肌も綺麗で、スタイルも抜群なの?
文句のつけようがないし、一番のポイントは、本人が全然気づいてないような、落ち着いた感じなんだよね。
マジで、持ってる人は違うよね、ってことで、その後、スタイリストたちはマルティナを褒めちぎってたよ。
褒められまくって、マルティナちょっと恥ずかしくなっちゃったみたい。
鏡見てたら、なんか見慣れない感じがしたんだって。今日の服、ちょっと派手すぎるかなーって。「目立ちすぎちゃうかも」って心配になったり。
「ジャック、もう少しシンプルな方がいいかな。ちょっと派手すぎるかもしれない」って、マルティナは提案したんだ。
あんまり本音は言わなかったみたいだけどね。例えば、今日は誕生日じゃないし、パーティーに出るとしても、そんなに派手な格好するべきじゃないかなって思ってたんだよね。他の人に「あ、なんか見せびらかしてる」って思われるのも嫌だし。
マルティナは別に、人がどう思おうとあんまり気にしないんだけど、なるべく余計なトラブルは避けたいタイプなんだよね。
だって、今日はいっぱい来る人いるし、もし噂とか立ったら、マルティナ自身だけじゃなくて、ジャックやベンジャミンにも迷惑かかるかもしれないじゃん?その二人に迷惑かけたくないってのが、一番の心配事だったみたい。
でも、マルティナがそう言ったら、ジャックがすぐさま「余計なこと考えるな、キッド。可愛くして行け。今日は俺の誕生日なんだから、お前も可愛くして欲しいんだよ」って言ったんだ。
マルティナはもう言葉出なかったよね。もう言われたことだし、我慢して、他の考えは諦めるしかないって感じ。
一方、エリザベスは騒ぎに釣られて出てきたみたい。最初、部屋に閉じこもってたんだけど、外に出てみたら、ジャックとマルティナがめっちゃ着飾ってるのを見て、「は?」ってなったんだよね。一番の問題は、スタイリストたちがマルティナのために、めっちゃ高い、素敵なドレスを何着も用意してたこと。
エリザベスは誰からも相手にされなくて、誰も彼女のこと聞いてこないから、当然ちょっとイライラしてたみたい。その場でキレなかったのはすごいよね。嫉妬以外に、今のエリザベスはマルティナに対して、なんの感情もなさそうだった。
ジャックがエリザベスの存在に気づいたけど、特に感情は表に出さなかったんだよね。代わりに、スタイリストやアシスタントたちが、プロとしての礼儀で、彼女の方に視線を向けただけ。積極的に話しかけたりはしなかったけど、チラチラ見てたくらい。
エリザベスの方からジャックに挨拶したんだ。「なんでわざわざスタイリスト呼んだの?マルティナはどれくらい時間かかるの?」って。
本心は言わなかったけど、ジャックは一瞬でわかったみたい。「自分も可愛くしてもらおうって気だろ?」ってね。