第270章 六芒星の計算
スプルース「あー」って、あいつのスキルってプロ級なのにさ、「かわいそう」? そんなこと言われたの初めてだよ。
ローラはハンカチで手を拭いて、スプルースにそのハンカチを投げた。「ほら、人生疑ってるみたいな顔すんなよ。この人たちは私が片付けたから、お前は家の後ろで待ってろ。」
スプルースは無意識に手を上げてそのハンカチを受け取って、「はい。」って答えた。
ローラはかっこよく歩いて行って、スプルースは自分の足元をぐるっと見渡した。そして、呆れたような、苦々しい口調でマーカスに話しかけた。
「マスター、ちょっと間違ってると思うんですけど。」
マーカス「なに?」
「実は、可能性が。つまり、可能性があるってことです。守られるべきは、俺の方だったりして?」
…
ローラがスナック菓子がダメになったことで落ち込んでたのは、ほんのちょっとの間だけで、その後はずっと「ショッピング」と「買い物」で、その気分も全部吹き飛んだみたい。
フライドチキンと米花(ライスコーン)を持って頬を膨らませてたら、遠くから二つの叫び声が聞こえてきたんだ。
「見てって、見てってー!易占、タダだよ!」
「易占、一回20元!」
易占? ローラは興味を持った。その声のする方へ行ってみたら、ついにその屋台を見つけた。
屋台の前で腕組みしてる少年がいて、若い女の子が明るい黄色の六角形のやつで、黄色の旗を数回振って叫んでる。「さあ、さあ!易占、タダだよ!」
その女の子は叫び終わると、少年のことを見つめてた。「お前も何か叫べよ、金稼ぐ気あるのかよ!」
だから、その少年は超適当に叫んだ。「易占、一回20元。」
ローラはその二人が面白くて、屋台に近づいて「20元って、人民元?それとも米ドル?」って言った。
長い間叫んでたから、その女の子もやっと人が来て目がキラキラ。「人民元!お姉さん、占いしたいの?すごく安いよ!」
ローラは屋台の前にしゃがんで、手を差し出して手のひらを広げた。「まず占ってよ。当たってたら、払うから。」
その女の子はすごく話が早くて、「OK」って言って、興奮してローラの手に触った。
女の子は目を閉じた。そして、適当に手のひらの線に触って、それから目を開けて考え込んでた。そしてゆっくり「お姉さん、やばいね。最近、血の災いがある…」って言った。
ローラは女の子の様子を見て、全然何も分かってなくて、ただ自分をからかってるだけだって気づいた。
ローラは笑っちゃった。そして口角を上げて、すごく協力的に「どうしたらいいの?」って聞いた。
女の子は笑顔になった。そして、地面にある黄色の布の袋から赤いお札を取り出した。「簡単、簡単!998じゃなくて、98で、このお札を持って帰って…」
横で見てた少年は、それを見て顔を覆って妹が恥ずかしいって思ってた。
金儲けの方法なんて他にいくらでもあるのに。なんでこんな手を使うんだ?こんなので騙されるやつがいるのか?
案の定、女の子のペラペラな話を聞いた後、ローラは赤いお札を受け取って、それを何回か擦ったけど、買う気はなさそうだった。代わりに、突然「あの、お二人の名前って?」って聞いたんだ。
少年は心臓が止まりそうになって、最初、ローラが労働局に自分たちのことを報告しに行くんだと思ったんだ。
彼は女の子の手を掴んで、止めようとした。「姉さん、お前…」
だけど、女の子は手を振って、全然気にしてなくて、すぐさま「名前?私は呉越(ウーユエ)で、彼は呉峰(ウーフォン)。私たち姉妹で、彼の方が一つ年下なの。」って答えたんだ。