第324章 驚愕
なんかさ、ローラちゃんの目はちょっと警戒の色が見えてて、最初に話しかけた男の人に「あのー、何かご用ですか?」って聞いたんだよね。
その警戒心とは対照的に、張弘はニヤニヤ笑ってて、めっちゃ落ち着いてる感じ。
「林さん、わかってるなら、競り落とした花を渡しなさい!」
ローラちゃんはちょっと安心したみたいな顔になった。え、何のこと?って思ったら、あの花の事か。
ローラちゃんはちょっと笑って、口の端を上げて「嫌だって言ったら?」
って言った瞬間、張弘の後ろにいた取り巻きの二人の顔色がさっと変わって、条件反射で前に数歩踏み出したんだ。「…お、お前!」
「おいおい、何か言いたいなら、乱暴なのはやめなさい。」張弘が二人を止めた。
張弘はローラちゃんの方に向き直って、相変わらずニコニコしながら「ただの花だよ。なんでそんなに不機嫌なの? 綺麗なお花が欲しいんでしょ? でも、君にはあげられないんだ。」
ローラちゃんは目の前にいる三人の事を見てた。二人組は怖い顔で、一人は良い人ぶってる。ローラちゃんは鼻で笑って「綺麗なお花は別に珍しくないのよ。本当に価値があるのは、そのお花がめちゃくちゃすごい薬になるってこと。」
張弘の顔色も変わった。ローラちゃんがその花が貴重な薬の材料だって知ってるとは思ってなかったんだ。
騙すのは無理みたいだし、ちょっと強引にいくしかないか。
そう思って、張弘は後ろの二人にこっそり合図したんだ。
二人はわかってて、こっそり前に出てくる。
何人かは自分たちの動きは隠せてるし、慎重だって思ってたみたいだけど、ローラちゃんの目は全部見てたからね。ローラちゃんはすごく面白そうに口角を上げた。
「やる気? 良いわよ!」
って言って、ローラちゃんはドアのところに置いてあったモップをいきなり掴んで、濡れた布のことは気にせずブンブン振り回したんだ。
何人かはそんなことになるとは思ってなかったみたいで、鼻を抑えて次々と後ずさりした。
その瞬間、ローラちゃんの手首がちょっと動いて、モップが何回か回転して、三人の胸にピンポイントで当たって、みんな痛いって声出して、順番に地面に倒れた。
「お、お前! お前!」
張弘は胸を押さえてて、顔は真っ青で、ローラちゃんを睨みつけて「夢見る人を怒らせたら、お前は死ぬことになるぞ!」
「へえ、そうなんだ。」一方的にやった後なのに、ローラちゃんは顔も赤くならないし、息も上がってない。何事もなかったかのように三人の前にしゃがみこんだんだ。
張弘がパニックになってるのに、ローラちゃんは余裕で何歩か後ろに下がって、暇そうに張弘の頬を叩いて、軽い口調で「みんな呼んでみたら? 誰が死んだか見てみましょうよ。」
って言って、血を見るような冷たい笑みを浮かべた。
何人かはローラちゃんにビビって、固まってて、何も言えない。
ローラちゃんは全然気にせず、手を上げて、最初に張弘を気絶させた。
それから、残りの二人の取り巻きがもがいてるのに構わず、二人も気絶させて、一緒にコミュニティの茂みに投げ込んだ。
...
暗くなってきた。
「お、お嬢様、あの男が見つかりました…」
部下はどもりながら言ってて、草むらから引きずり出して、メンチェンちゃんの足元に投げ出したんだ。
何回か鈍い音がして、埃が舞って、メンチェンちゃんの顔は真っ青。
「起こして。」
「バシャア。」
張弘は冷たい水で起こされた。
最初はキョトンとしてたんだけど、目の前に誰がいるか見たら、すぐに困惑がパニックに変わった。
「お、お嬢様、わ、私…」張弘は地面にひざまずいて、どもりながら罪悪感を感じてた。「不覚にも、お嬢様を困らせてしまい、申し訳ありません!」
メンチェンちゃんは唇をキュッと結んで、目に炎のような光を宿して「マルクスがいない時に、あなたに何か頼んだっけ? なによ、あなた!」
メンチェンちゃんは、張弘がマルクスにやられたと思ったんだ。
張弘はメンチェンちゃんの言いたいことがわかったみたい。唇をへの字にして、何か言いたげだったけど、結局何も言わずに頭を下げて「お嬢様、どうかお仕置きを!」って繰り返したんだ。