第67章 サボり
ブート先生は演台の前に突っ立って、イライラした口調で「おはよう」って言った。
「おはよ〜うございま〜す、先生〜」って、弱々しい挨拶がパラパラ。
ブート先生はさらにムカついて、「何なの、あんたたち、学生のフリしてるつもり? もし本当に勉強したくないなら、学校辞めて働いたら?」
「ブート先生」いつも授業中は静かなローラが、急に顔を上げて、ダルそうに言った。「それはちょっと酷いんじゃない? もし本気にする生徒がいたら、先生、誤解させちゃうよ」
ブート先生はローラを睨みつけた。「あたしに話しかけられた覚えはないんだけど? 先生が話してる時に、生徒が口出しちゃいけないって知らないの?」
「先生がノラの叔母さんだってこと、先生があたしに何かあるってこと、知ってるよ。でも、個人的な感情を教室に持ち込まないでくれない? まだ勉強したいと思ってる生徒もいるんだから」
ローラがそんなに言うもんだから、ブート先生は彼女をじっと見てたけど、何も言い返せなかった。
凍りついた空気の中、ブート先生は本をテーブルに叩きつけて言った。「あたしの教え方に文句があるの? いいわ、もうこのクラス教えない! 勝手に勉強しなさい!」
ローラは言葉を失った。彼女がいつブート先生の教え方に疑問を持ったっていうの? でも、彼女は椅子に寄りかかって腕組みをして、一言も発さず、ブート先生が去って、後ろでドアをバタン!と閉めるのを冷めた目で見ていた。
…
職員室。
デイビス先生が言った。「ブート先生、授業中に生徒を置いていくなんて、どういうこと? 授業に戻ってください」
「行かない!」ブート先生は腕を組んで、怒って顔を背けた。
「言っとくけど、これから、ローラが8組に1日でもいる限り、あたしは二度と行かない!」
「勘弁してよ」デイビス先生はさらに困った顔をした。「何度も言ってるでしょ、ノラが減点されるのが、一番いい解決策だって。なんで、こんなことでローラを恨んでるの?」
「知らない! 戻らない!」
一方、8組は大騒ぎ。
「マジつまんね…」
「ブート先生、何回授業サボってんのよ。マジ呆れる…」
「いや、あたし数えたことあるんだけど。今回ので、ちょうど10回!」
誰かが嘆いた。「10回。あたしの成績、ますます悪くなるじゃん」
「もう無理、校長先生に話に行こう!」
生徒たちは校長先生に話に行くかどうか、隅っこでまだ揉めてたんだけど、その時、ローラが突然立ち上がったんだ。